【レビュー】『嘘つき姫と盲目王子』日本一ソフトウェア

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珍しく発表時から気になっていて、ずいぶん前から予約までして購入の一本。

先月末の発売日に手元には来てたんだが、ちょっと日をおいてから、毎日寝る前にちまちまと進める感じでやっていた。先日いちおうエンディングにたどり着いたのでレビューしておく。

一部ではフルプライスに近い値段にしてはボリューム不足だという声もあり、その点妥当とも思うが、ぬるゲーマーでおっさんの自分にとっては非常にいい塩梅の量でした(笑)。


でな。


コレ、アカンやつや・・・・・目から変な汗出るタイプのやつや・・・・・うおおおおおおお!?(泣)

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Aimer special concert with スロヴァキア国立放送交響楽団 “ARIA STRINGS”/Aimer (2018.6.21@Bunkamura Orchard Hall))

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実家のほうで地震のあった前後で気分的には微妙ではあったのだが、チケット買っちゃってるし、オーチャードホールだし、なかなかチャンスのないオーケストラとの組み合わせだし、ということでえいやっ!と観にいってきた。

結果、バックがオーケストラ故の発見もあり、生オケならではの迫力のある場面もありで、非常に見ておいてよかったライブだった。



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【レビュー】『ニンジャバットマン』水﨑淳平 監督(神風動画)

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公開前からずっと気になっていた一本なので先日観に行ってきた。

結論から言うと、部分部分は突出して素晴らしい!ある意味この先の日本製アニメーションが目指すべきモノのひな型がたくさん含まれていた一見すべき作品である。

ただし、それ故に非常に惜しい作品でもあった。以下その点を中心に―。




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【レビュー】『君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~』I.N.A.(hide with Spread Beaver)

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これも没後20周年の一環として企画された部分もあると思う一冊だが、hideという稀代のアーティストについて・・・の一冊でありつつも、現在の世界のポップ/ロックミュージックにおいては当たり前の技術となっているDTM/DAW(コンピュータによる音楽制作)、その黎明期の貴重な歴史の証言という側面ももった一冊である。

本書はhideという稀代のミュージシャンと彼を支えたおなじく稀な才能の持ち主である稲田和彦(I.N.A.)―その二人の蜜月時代―ある種の「青春」時代を語ることによって結果的それが浮き彫りにされている。この二人がいかに自分たちの作る音楽にストイックに向かい続けていたのか―それが当事者ならではの筆致で詳細に(そして明るく)描かれている。

その内容は当時の二人がどれだけ最先端のことをやっていたのかということの貴重な証言でもあり、本書はこの点でも重要だ。しかしそれはあくまでも本人たちがカッコいい音楽を作ることを(苦しみつつも)楽しんでやっていた結果に過ぎないということも大事なポイントだろう。筆致が正確で余分なものがないのも稲田さんの性格が出ているようでいい。

ある種の青春時代の証言―しかしそれだけに「あとに残された一人」のことを考えるとほろっともさせられる一冊。

打ち込みやDTM/DAWで音楽を作ったことのあるすべての人たちにぜひ読んでほしい一冊である。

君のいない世界~hideと過ごした2486日間の軌跡~
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ヤマハミュージックメディア
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【レビュー】『hide TRIBUTE IMPULSE』VARIOUS ARTISTS ほか

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今年で没後20周年ということで命日である5月前後からいろいろと追悼企画があった故・hide。

自分は本体であるX素通りで洋楽経由で彼のソロワークスのファンとなり、非常に影響を受けたミュージシャンの一人。これまでも何度か未発表音源が新技術の開発に伴いリリースされてきたが、彼の没後、そういった発掘音源以外の企画は基本あまり食指が動かなかった。

ただ本年は20周年ということもあって本丸といえるトリビュートアルバムやドキュメンタリー映画などの公開があって、今回は久々にそれらにつきあってみた。

以下備忘録的にその感想を。

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澤野弘之 LIVE[nZk]005 2018.05.13 パシフィコ横浜・国立大ホール/SawanoHiroyuki[nZk]

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恒例の澤野弘之氏のライブ―今回は5月半ばに行われた―へ行ってきた。

今回はパシフィコ横浜という大箱、加えて日曜開催ということもあり少しいつもと勝手が違ったのだが(それでパンフ買えないというポカやったが:泣)、いつも以上にボーカル陣も多く、大ベテランであるDoAsInfinityもゲストとして登場するなど、非常にスペシャル感の高いステージだった。

少し時間が空いてしまったが、備忘録的にレポートしておく。



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