『ココニイルアンドレスポンス』/シベリア少女鉄道 vol.31

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毎回観にいっているシベ少。今回は常ハコの赤坂REDTHEATERではなく新宿シアターブラッツでの公演。くわえて演者4名のみという少し通常の公演とは異なった構成。
結果、例によって前半で仕込み、後半で爆発させるよさはそのままに「4名」がそのまんま4名なはずもなく小さな舞台の上にあふれんばかりの登場人物(苦笑)。

で、やっぱり最後はビーム、ビームだよ!



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【レビュー】『海獣の子供』 ‎渡辺歩 監督(原作 五十嵐大介)

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あんまりここまで言うこと少ないんだけども、この映画は絶対映画館で観とけといえる一本。クライマックスがかなりぶっ飛んでるので口に合うあわないはそれぞれあると思うが、個人的には十年に一本出るかでないかの一本だと思う。

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【レビュー】『プロメア』/今石洋之 監督・中島かずき 脚本

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はやく観に行きたいと思いつつ、配給に東宝噛んでる割にかんじんの東宝系の映画館がやたらと満席ばかりでなかなかタイミングが取れずにいた。いい加減ムカついてきたので仕方がなく新宿バルト9にて。

いや、これ100%濃縮還元のTRIGGER節というか、こんな徹頭徹尾大バカな作品(褒め言葉)を作れるのはアニメ大国とも言える日本国内においてもこのスタジオしかないのではないか(笑)。そしてもちろんこんな大バカ者な作品に音をつけられるのは澤野弘之という大バカ者しかいないw(ちゅーかいい意味で頭悪くないとムリだわ、このスタジオーというか今石作品のサントラ担当するのはw)

演じる役者陣もTRIGGER作品常連総出演に加えて堺雅人、松山ケンイチ等大河ドラマクラスの役者が主演するなど非常に力が入っている。



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『ギュスターヴ・モロー 展 ─ サロメと宿命の女たち』@パナソニック汐留美術館

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前回観たのは確か二十数年前の大学卒業前後。その時は金もないのに3回も観にいったぐらい。
「好きな画家は」と聞かれてまず間違いなく最初に名前が出るのはこのギュスターヴ・モローだと思う。

象徴派的なぼやっとした絵柄は本来あまり好きではないはずなのに、なぜかこの人の作品には惹かれるところがある。
もちろんその核心とも言えるのは「出現」や「刺青のサロメ」などに代表される幾何学的な紋様とのミックスされた作品だ。

今回も久々に「出現」を観る眼福に恵まれたが、やはりすごく惹きつけられる。

また今回観た中にはあまり認識していなかった作品(サロメの表情のみのアップ)もあったんだが、それを観ると一連のモローのサロメモチーフの作品はその根底にサロメとヨハネの悲恋のようなものが横たわっているように感じるからこそ惹かれるのかもしれない。
(正確にはサロメの一方的な思い入れーそれがヨハネの死によって完結するわけだが)

あと何気にユニコーンモチーフも久々に見れて嬉しかった。




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『クリムト展 ウィーンと日本1900』@上野・東京都美術館

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著名な画家で積極的に「好き」と言えるのは数えるほどしかいないが、この人はその一人になる・・・かなぁ。
その割にはあまりその詳細を知らずにきたが、今回この展示みることで薄々感じでいたことが当たりだったと確認できたことはちょっと自分の審美眼に対する自信につながった。




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『Sawano Hiroyuki Live[nZk]006』2019.06.09@パシフィコ横浜国立大ホール/Sawano Hiroyuki[nZk]

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毎度恒例のnZkライブ、今回も前回005と同じくパシフィコ横浜。
ただ今回はAimerさんがアジアツアーで出演されない+よく調べてみるとMizukiさんやサバプロYoshさんも出演されないということだったので、どう出てくるかというところが心配でもあり楽しみでもあったのだが、フタを開けてみると豪華ゲスト+サントラ(=e-mu)セクションということできっちりと魅せてくるところは流石!これもその尋常でない作品数・活動量を誇る売れっ子作家ならではか。

また年々その知名度の拡大に合わせて待望もされていた公式ファンクラブの始動も今回のこのライブに合わせて発表された。




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