『Sawano Hiroyuki Live[nZk]006』2019.06.09@パシフィコ横浜国立大ホール/Sawano Hiroyuki[nZk]

標準

毎度恒例のnZkライブ、今回も前回005と同じくパシフィコ横浜。
ただ今回はAimerさんがアジアツアーで出演されない+よく調べてみるとMizukiさんやサバプロYoshさんも出演されないということだったので、どう出てくるかというところが心配でもあり楽しみでもあったのだが、フタを開けてみると豪華ゲスト+サントラ(=e-mu)セクションということできっちりと魅せてくるところは流石!これもその尋常でない作品数・活動量を誇る売れっ子作家ならではか。

また年々その知名度の拡大に合わせて待望もされていた公式ファンクラブの始動も今回のこのライブに合わせて発表された。




今回の構成をおよそざっくりいうと

・サントラ寄りボーカルワークスセクション
・サントラセクション
・3月のREMEMBERライブの補完
+アンコール

こういう印象だった。曲順は以下ニュースサイト他から引用させていただくが以下の通り。

・Glory -into the RM- / BL@CK
・Vigilante (Vo.mpi&Gemie)
・Warcry (Vo.mpi)
・S_TEAM (Vo.Eliana)
・NEXUS (Vo.Laco)
・Zero Eclipse (Vo.Laco)
・never gonna change (スキマスイッチ)
・Ah Yeah!! (スキマスイッチ)

<サントラセクション>
・K2-
・T:T / Call of Silence (Vo.Gemie)
・ətˈæk 0N tάɪtn (Vo.Eliana)
・Apple Seed (Vo.mpi&Laco)
・銅鑼Gong4N
・DRAGON RISES
・fire9d

・Inferno (Vo.Benjamin&mpi)
・Next of Kin (Vo.Benjamin)
・Cage  (Vo.Tielle)
・gravityWall (Vo.Tielle&Gemie)
・ME & CREED (Vo.さユり)
・レイメイ (Vo.さユり)
・EVERCHiLD (Vo.Akihito Okano(ポルノグラフィティ))

<アンコール>
・Unti-L (Vo.ASCA)
・REMEMBER (Vo.Tielle&Benjamin&Laco&Eliana&mpi&Gemie)

いわゆる「Sawano Hiroyuki[nZk]」名義でシングル切ってるタイプの曲控えめで、サントラアルバムに収録されているボーカル曲をメインに構成されている感じ=サントラボーカル曲+サントラ曲+ゲスト曲という感-まあ生ボーカル入り一発目がNTからのVigilanteというあたりがそれを象徴していたというか。

そういう構成もあってかテーマ的にサウンドトラック寄りの回と言えたと思うし、その点で会場のパシフィコ横浜国立大ホールというチョイスは非常に正解(ここは全席きっちり最低限の音は聴かせる良いPA持っているので)。

以前開催されたLive e-mu以来の生演奏となるサントラセクションはストリングスの室屋氏ひさびさの参加もあって非常に聞きごたえあったし、「ボーカル曲」ではなく「ボーカル入りのサントラ」としての各曲は非常に素晴らしかった(ここでもnZkプロジェクト毎回影のMVP、Gemieちゃん非常に活躍していた)。

またサントラ寄りということもあって以前の小林未郁さんの穴を埋めるような形で出演の増えてきたElianaさんも存在感あった。なにしろこの方非常にパワフルでフィジカルの強さを感じさせる存在。小林さんが「技あり」の女型の巨人だとすると「力強さ」の鎧の巨人という感じか(苦笑)。あとここのところちょくちょく参加されるようになってきたLacoさんもバランス型の非常に安定したパフォーマンス見せられる方で、今後も参加増えそうな感じ。なにげにテンパり気味のMCが可愛らしかった。

ゲスト陣も素晴らしく、これまで何度か共演の機会あったスキマスイッチは非常に気さくな感じ。ただ今回初めて生で披露された『never gonna change』のパフォーマンスみてるとやっぱりかなりキー高くてきつかったんやな・・・ってw(全曲ほぼ目つぶって全力シャウトですよ)。そのぶん自曲である『Ah Yeah!!』の方は余裕見えてかっこよかったっすね。

個人的アルバム聴いた時点ではその声質がやや苦手に感じたさユりさんなどは非常に熱いパフォーマンスで、非常に好感度上がったーあの小さな体に大きなギターを抱えるようにしてかき鳴らす熱演見せられたら文句のつけようないですわな。

そしてまさか共演実演するとは思わなかったポルノグラフィティ岡野氏。歌のうまさはもちろんなんだが、西日本出身の方らしいお笑いのノリで澤野氏と同レベルでのMCやりとりには笑わせてもらった、非常に先輩大物ミュージシャンという感じの風格でしたね。

岡野氏でいったん本編終了し、アンコールとっぱなはASCAさん。一曲だけだったのは残念だが、デビューしてまだ間もないアーティストにしては堂々としていたし、今後まだ伸びしろが期待できる方かと思う。ぜひ頑張っていただきたい。

そしてラストは意外にも今回のメンツだけでのREMEMBER。そしてそれが意外にもしっくり(まあオリジナルボーカルのMPI氏やGemie、tielleさんいらっしゃったが)客席参加型のこの曲、楽しいんだがあまり長回しされるとおっさんにはツライwけどウォウォいっちゃうんですけどね。

ということで通常回とは違った別のベクトルでの楽しみ方を披露してくれた回でした。こういう回も時々あると面白いかもしれないーというか基本的に膨大なレパートリーあるわけで、どうとでも構成作れるアーティストではあるんですよね。

そしてプレオープンという形ではあるが、公式ファンクラブ・サイトも発足したようだし、今後もっと突っ込んだタイプのライブも開催されるようになっていくのかもしれない。

ちなみに当日オープンしたファンクライブサイトに事前登録するとマスコットキャラである「ぬズーくん」(澤野氏談)のステッカーがもらえました(自分ももらってきた)。

今後もその活動拡大していきそうだが、チケット取れる限りはなるべく参加していきたいと思う。

追記:澤野氏の例の「クソMC」はめでたく復活しておりましたw



(当日は寒い雨だったんですがおかげで終演後のみなとみらいの観覧車が綺麗でした・・・)

R∃/MEMBER(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)(特典なし)
SawanoHiroyuki[nZk]
SACRA MUSIC (2019-03-06)
売り上げランキング: 675

コメントを残す