小林未郁 中華圏ツアー凱旋ライブ@GARRET udagawa(2018/01/20)

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先週末のライブだが遅ればせながら。
澤野弘之のサントラ作品等で活躍されている小林未郁のワンマンソロライブ。澤野作品だけではなくご自身の作品もコンスタントに発表されているが今回のライブはその二本柱をイーブンに収録した”Mika Type~”シリーズのニューアルバム『Mika Type ろ』の内容で行われた中華圏ツアーの凱旋ライブという形態。加えてライブハウスという非常に密集した空間でこのレベルのシンガーの唄を間近に聴けるという非常に贅沢なライブだった。

Mika Type ろ
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小林未郁
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スターウォーズEP8「最後のジェダイ」/ライアン・ジョンソン 監督

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新年一発目の映画は初詣ついでに府中で見てきたこの作品でした。

製作がディズニーに移ってからの新シリーズの2作目になるが、作品としての方向性が大きく変わってきたのが、ようやく明確にわかるようになってきた。

本国アメリカでは賛否両論という話も聞くがそれもある意味納得。シリーズ大作映画なので普通の映画と評価の基準が違うと思うが、それでも色々と”変質”は感じた。それが吉と出るか凶と出るか―現時点では次回作次第、といったところか。

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高橋留美子の短編を読む

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bookwalkerでの小学館作品取り扱いで吉田聡と並んで購入したかったのがこちら。
ただ自分の場合はこの大作家の各代表作にはなぜか食指動くこと少なくて、その短編集のほうがなぜかツボに入ることが多い。

るーみっくわーるど コミック 全3巻完結セット 高橋留美子短編集
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吉田聡作品を読む

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bookwalkerでようやく小学館作品を扱い始めたのでこの機会に懐かしい作品を。
蔵書の電書化で悩みの種だったのが小学館の作品が一向に配信されてなかったこと。加えて自分は中高生の時は少年サンデー読者だったので読み直したいもの多かった。

小学館系で読み直したかったものに、この吉田聡氏の作品群があった。世間的には『湘南爆走族』などが著名でいわゆる「ヤンキーマンガ」的な作家ととらえられがちだが、実はそれはかなり的外れな認識で、その暴走族・ヤンキー文化的なものは些末なディティールにしか過ぎない。

その本質は非常にリリカルかつ繊細で、そこに男気的な熱さが加わる。宮崎駿氏が巻末に解説を書くこともある作家であると書けばその点ご理解いただけるのではないか。

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小学館 (2017-03-03)

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【レビュー】『初情事まであと1時間』(1、2巻)『もしも部』ノッツ

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これもだいぶ前に出版されていたやつだが未レビューだったので取り上げておく。両作品ともノッツ作品らしい作風は健在だが、両作品を同時に読んだことである意味マンガ家としてのノッツ氏は良くも悪くも過渡期にあるのかな、などと想像もしてみたり。

『初情事まであと1時間 1 (コミックフラッパー)』

『初情事まであと1時間 2 (コミックフラッパー)』

『もしも部 (バンブーコミックス)』



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