Blenderで3Dモデリングに挑戦してみる

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前回記事にしたVR周りのこともあるが、もともとずっと前から3Dモデリングには挑戦したかった。
しかしこのジャンルは入口間違えるとなかなか独学では厳しいとこがあって、これまでちょぼちょぼ試してはいたんだけど、ほんとかじるだけで挫折して終わってた。

ただ、今回はこのBlenderというソフトがフリーかつ高機能ということもあって、非常にユーザー層が厚い=ノウハウが収集しやすいこととソフト自体の洗練もあってか、なんとかモデリングでそれらしい形を作るところまではたどり着けた。

もちろん、この後にUVマッピングでのテクスチャや、マテリアルやリギングといった部分も越えていかなければいけないのだが、とりあえず最初の形にはなったということで。



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会田誠展『GROUND NO PLAN』

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ひさびさに会田誠氏の個展があるということで、先週観にいってきた。
今回は以前の六本木であったような全体展ではなく都市開発・都市景観といったテーマで行われた展示の模様。

会期はもう終わってしまっているがご紹介しておく。




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【レビュー】『ファイブスター物語 14巻』永野護

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なんと・・・連載中断せずに単行本だしちゃったよ、永野センセ。なにか天変地異でもおこるのでは・・・(笑)。

前巻の大変更を受けてからはじめての大規模GTM戦エピソードである「ツラック隊」のエピソードがほぼまるまる一巻を占める。加えてこれまでによくあった巻中扉絵での設定紹介的なものが一切ないため一つの物語として非常に一貫性が高い「読ませる」編集。映画GTM以降のさまざまな改変がここにきてようやくある種の”型”として出来上がったように感じる。

ファイブスター物語 14 (ニュータイプ100%コミックス)
永野 護
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ミノグシア北部を劣勢の戦力でぎりぎり支えていたツラック隊。そこへ現れたGTMスライダーソープとファナ。支隊長ナルミは成り行きで彼らを受け入れるが、次々と稼働不能だったGTMが整備されてゆき、隊はなんとか一息をつく。しかし根本的な劣勢は変わらないことを知っていたソープはナルミにある提案をする。結果、ツラック隊の守るベラ国の戦線は一気に注目を集めることとなり、各勢力の思惑が交差する戦場に。そこへミースからの回状をもったツバンツヒが現れる。ツラック隊を足掛かりにアマテラスへ接近するすべを探ろうとするツバンツヒだが、あることをきっかけにこの戦場に真摯に向かいあうこととなる。またそんな彼らの元へ騎士を廃業していたハレーが不審者として連行されてくる。大切なパートナーであったハルペルを失い、自分はもう戦えないというハレーにナルミは激怒する。「騎士ならGTMで戦うのよ!!」。そんな彼にハルペルの面影がささやく・・・。こうしてようやく持ち直してきたベラの戦場だったが、突然国境に集結する枢軸軍の大規模なGTM集団。友邦国のGTMを合わせても69騎しかないツラック隊に4倍近くのGTMが襲い掛かる。そこには”天位殺し”と呼ばれるシュバイサー・ドラクーンの姿もあった。ファティマたちの強力な情報妨害戦<XROSS JAMMER>のなか、大規模なGTM戦が始まった……。

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生賴範義展 THE ILLUSTRATOR@上野の森美術館

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先月前半から先日2月4日までほぼ一ヶ月、上野の上の森美術館で開催されていた、イラストレーター生賴範義氏の個展。日本のサブカルチャーに接している方ならまず間違いなく一度はその作品を目にされていると思う。

以前にも亡くなられるまでお住まいだった宮崎で個展が開催されたと記憶しているが、さすがに都内からだとハードルが高かったので、今回はまさに待ってました!と言う感じだった。

そしていざ現物を直接この目でみると・・・そのあまりの凄まじさに会期中3回も脚を運んでしまった。自分なりにすごい方だという認識はあったが、実態はその認識をはるかに超越している内容。3回も同一の展覧会観に行ったのはたしか大学出てすぐの頃のギュスターヴ・モロー展以来かも。

そして今回の個展を一言で言うなら”物理的に”殴られた感じとでもいえば良いか。

その作品、そしてその政策過程すべてにおいて”物理(フィジカル)”な要素の凄まじさをひしひしと感じさせられた個展だった。



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KUBO クボ 二本の弦の秘密/トラヴィス・ナイト製作・監督

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ずいぶん前から一部で話題にはなっていたので月初に観にいってた。
本作について語られるときによく言及されていたことが「ジブリ作品の欧州的なものへの憧憬とおなじスタンスで欧米からの(ジブリ的な)日本への憧憬」を具体化した作品だという点があったが、それも納得。こういった米国発の日本舞台の作品は頓珍漢なことが多いが、本作はそういった違和感は最小限に抑えられている(もちろんありゃというところも残ってはいるが僅少)。なによりもCG全盛の子ご時世に合って表情別のモデル48000も用意してストップモーションで作ったというだけで称賛に値する。

遅まきながらレビューしておく

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