【レビュー】機動戦士ガンダムNT/吉沢俊一 監督

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シリーズにとってかなりの新規顧客を開拓し、お台場にたつ立像ともなった『機動戦士ガンダムUC』。それもある意味当然で、自分がここ数年で見た作品の中でもかなり上位に入る作品だった。

その正統な続編ということで期待していた本作、不用意なネタバレ遭遇事故がイヤだったので金曜の公開日にスパっと観てきた。
しかし残念ながら結論としてはかなりダメ〜な感じだったので、非常に困った(苦笑)。公開日からさして間もないのにこんなこと書くのは申し訳なかったんだが、自分が一番心配しているのは前作『UC』で感動し、期待して観にきてくれるであろう新規のお客さんがあまりの落差にがっかりして、将来的な顧客のかなりを失ってしまうのではないか、ということ。

以下いちどツイッターのほうでつぶやいたのをベースにネタバレ抜きで。

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【レビュー】『機動戦士ガンダムNT オリジナル・サウンドトラック』/澤野弘之

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普通公開前に映画のサントラ買うことはほとんどないのだが、澤野作品+今回のテーマ曲ともいえる『Vigilante』が本盤のみにしか収録されていないとのことで予約注文にて購入。

サントラということではあるが、映画の製作サイドからも「EDM寄りのアプローチで」とのオーダーもあったようで、UCのサントラからのメインテーマなどは引き継ぎつつも打ち込みとオーケストラの程よく混じった感じの今風の一枚といえるかも。本編自体はまだ未見なので、このあたりは実際のフィルムをみてからまた印象も変わるかと思うが、とりあえずファーストインプレッション・・・というか『Vigilante』中心に(苦笑)。

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ガンダムビルドファイターズ

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Amazonのプライムで。現在は無料視聴期間終わってしまっているが少し前に見終わっていたのでレビューしておく。

ガンダム、とついてはいるが要はガンダムそのものではなく「ガンプラ」がテーマの販促アニメ。しかしちまたの評判がすこぶるよいのにも納得。ある意味王道の「熱血少年マンガ」的な良作だった。

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機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY/松尾 衡 監督

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これも未レビューだったけども、珍しくディスク買っちゃったのでご紹介しておく。

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【レビュー】ガンダムUC・外伝コミック3作品

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原作の福井氏のインタビューをちょっと読んでみたくてガンダムA(雑誌)の増刊号的なUCAのバックナンバーを買ってみたのだが、以前からぼちぼち評判のいい外伝マンガも一部載っていたので成り行き上読んでみた。

するとけっこうおもしろかったので、bookwalkerのポイントがぼちぼちたまってたこともあってこの機会にまとめて読んでみた。

『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』



『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』



『機動戦士ガンダムUC MSV 楔』



主に敵方となるジオン残党「袖付き」、そのMS各機の「整備責任者=機付長」からの視点でUC本編を補完するような形の「~機付長は詩詠う」、かたやそれと対をなすように連邦寄りの視点から展開される「星月の欠片」、そしてハードな劇画調でミリタリーテイストあふれる「MSV楔」。特徴として同一誌掲載という事もあってか、作家は違うものの作中世界の横の整合性をきちっと取ってあり、かつ本編とも著しくかけ離れた描写もなく各エピソードのエンディングの先に本編が想像できるような構成になっている作品がけっこうみられる。またこういう企画系の作品群としては比較的「読める」作品が多い印象。

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【レビュー】『逆襲のギガンティス―機動戦士vs伝説巨神 』長谷川 裕一

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ここ数年ガンダム関連のコンテンツが活発化していたせいか、ネットでもいろいろと周辺情報・関連の話題が取り上げられることが多かった。
その中で折に触れてときどきぽこっと言及されることがある作品で、内容的にちょっと気になるので手に入れてみた。

『逆襲のギガンティス―機動戦士vs伝説巨神 (ノーラコミックス・デラックス)』



1992年発表の作品。名義は後にクロスボーンガンダムのコミカライズを担当する長谷川裕一作品。舞台は逆襲のシャアの手前、宇宙世紀0090年―”逆襲”前のアムロ・レイ、シャア・アズナブルの消息が公にされていないところをうまく使い、その時期に木星圏で働いていたジュドーを主人公とした”if”のスピンアウト。この空白の期間二人はある”物体”を追い、ともに木星圏へと赴いていた―それは全長100mを越えるであろう伝説の”巨神”だった・・・。

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