【レビュー】『ベルセルク 37巻』三浦建太郎

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ようやく海上編は終わりそうな模様。

『ベルセルク 37 (ジェッツコミックス) 』



島に巣食う海神の体内に潜り込み、急所である心臓を目前にするも、常人なら狂死するであろうその拍動の衝撃波吹き飛ばされ、瀕死の状態となるガッツ。その時イスマの同族である人魚(メロウ)たちの歌声が響き、海神の拍動が相殺される。しかしガッツはその全身の感覚を奪われ、視力さえ覚束なくなっていた。そこにシールケ涙ながらの叱咤が響く―。
他にガッツの少年時代の回想を描いた「遠い日の春花」、転生したグリフィスの出現させたファルコニアに遭遇するリッケルトたちを描いた「幌馬車」「楽土」を収録。

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もう終わっている会社/古我知史

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amazonのオススメかなにかで見て。

もう終わっている会社 (ディスカヴァー・レボリューションズ) [単行本(ソフトカバー)]
古我 知史 (著)



もとマッキンゼーの大ベテラン、現ベンチャーキャピタリストの著者が、吠える(文字通り吠える)巷にはびこる会社・企業文化の”お約束”に対して喝を入れる一冊。

曰く「選択と集中から決別せよ」「中計などやめちまえ」「顧客主義を捨てろ」等、ネコも杓子も”トレンド””常識””意識の高い”等々大好きな昨今のビジネス文化に過剰適応されている皆様におかれましては、ひきつけを起こしかねない内容(苦笑)。

しかし、読めばわかると思うが、ただ乱暴に吠えているだけではなく、著者のこれまでの長年の経験の蓄積からくる”経験知”とでもいうべきものを、あらためて自身で論述しなおしてみるような形となっている。
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【レビュー】『わくらばん 1巻』桂明日香

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前作『ハニカム』終了→産休→同媒体(週刊アスキー)での復帰作。意外と単行本化はやい!
(いや、手ぐすね引いて待ってましたがw)

『わくらばん 1 (電撃コミックス EX)』




コーポ「わくらば」に引っ越してきた増口真白は、いきなり自室前の庭で食事の支度を始める二人の美少女に会う。二人はおなじくこのコーポわくらばに住まう住人だった。そのほか小学生にしか見えないT大生やら、二次元にしか興味のない巨漢、その巨漢にぞっこんの金髪碧眼の美少女など、個性豊かな登場人物がゆるーくからむ桂明日香ワールド。
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RE:I AM /Aimer

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ひさびさにパワーのある1曲を聴いた。
RE:I AM EP [Maxi]
Aimer



タイトルチューンである、機動戦士ガンダムUC・EP6主題曲『RE:I AM』に加え『星の消えた夜に』『今日から思い出』の全3曲を収録。
自分は『RE:I AM』のPVが収録されている初回版を予約購入した。(写真ジャケット盤)

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「円安大転換」後の日本経済/村上尚己

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あまりにも面白かったので、買ってきたその日に2時間半ほどで読了。

「円安大転換」後の日本経済 為替は予想インフレ率の差で動く (光文社新書) [新書]
村上 尚己 (著)

前著『日本人はなぜ貧乏になったか?』と同じ内容を、今度はさらに細かく、順を追って書いている印象。
この2冊を読むことで、バブル崩壊以降の日本の景気動向に関する俯瞰的な概要を把握できると思う。

社会人のみなさんなら、内容に対する首肯の是非はともかく、必ず読んでおくべきだろう。
(オレは日本の景気なんぞ知らない、という方なら別だが)

両書に共通するのはある種の「怒り」―義憤のように感じる。

常々、日本はマスコミがマスコミ本来の機能を果たしていない、機能不全に陥っていると自分は感じている。
本書はそれに加えていわゆるそれらにコメントを寄せる「識者」と呼ばれる層のいい加減さを1章割いて取り上げている。

ガラパゴス経済―略してガラ経―いい得て妙だと思う。


(以下は余談)
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第10回MMD杯私的選集

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先週末閉会したので例によってまとめておく。
今回は外部審査員に5名1社1庁(!?)を迎え、投稿総数なんと773本!


(1庁については↑参照)

定期的に開催されているコンピュータグラフィックスのアマチュア参加型の大会で、これに匹敵するものっていまおそらく・・・ない・・・のでは・・・・・?

いつのまにか凄いことになってる・・・・・よな?

今回、開催中の土日の午前中を使って集中的に見る→みながらtweetする、という形を取ったんだけど、そうしないと数が多すぎて後日まとめきれんと思ったわけで(汗)。

※以降、かなり絞ったつもりでもけっこうな数動画の埋め込みを行ってるので、開くときすこし重いかもしれません―ご注意を。

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