ひさびさにパワーのある1曲を聴いた。
RE:I AM EP [Maxi]
Aimer
タイトルチューンである、機動戦士ガンダムUC・EP6主題曲『RE:I AM』に加え『星の消えた夜に』『今日から思い出』の全3曲を収録。
自分は『RE:I AM』のPVが収録されている初回版を予約購入した。(写真ジャケット盤)
自分は、ガンダムUCの最新作のタイアップ曲としてトレーラーの中で流れている見て知ったが、フル尺聴かずに予約→待ってる間もどかしいので前作のフルアルバム購入、という久々に吸引力の強い1曲だった。
上述のタイアップから、これまでこの方のメインプロデュースであったagehaspringsの手によるものかと思っていたら、UCの音楽プロデューサー・澤野弘之氏の手によるものらしい。
発売に当たってのTOWERレコードのサイトでのインタビューを見ると、Aimerご本人にとってもこれまでのスタイルと違う曲だったので、新たな自分を発見できたとある。
(※後日注記:残念ながら上記リンク消されてしまったようである)
ポップミュージックの世界では時々あることだが、それぞれ確固たる独自の世界をもっている色の違うアーティスト同士がコラボレーションすると、爆発的に魅力が増すことがある。
どうやらこの1曲も、最近では希なそういう幸せな相乗効果が発揮された1曲だったようだ。
そしてこの曲を特徴付けているものの一つは、曲の冒頭に始まりサビでも祈りのように繰り返されるバックコーラス。
その分厚いコーラスにヘビイなギターリフがガシガシと刻まれていき、その上にAimerのミッドローかつ透明感のある声が乗る―。
ぜひ爆音で聴いて頂きたい―というか、大きいボリュームで聴いてはじめて、この曲の魅力は発揮されると思う。
カップリングはこれまでの彼女のスタイルを踏襲した曲。
『星の消えた夜に』は優しい感じの、ある種年頃の女の子らしい一曲であるが、単純なそれではなく、ある種のつらさを経験してきた人ならではの深みもあるように聴こえる。
『今日から思い出』
本EPのダイジェストトレーラでPVが気になった一作だが、これも歌詞がいい。
「ズルイな・・・・・ 先に泣くから 私はもう泣けなくなるよ」
かなり涙腺を刺激されるタイプの曲なので、どっぷりひたって泣くために聴くのも良いだろう(苦笑)。
PVのフル版が見たいな・・・。
※3/28 追記
この記事書いたあとにフル版のPVが上がっていたことに気付く。予想通り中盤以降ぼろ泣きですがなにか?(苦笑)
別タイミングの紹介がいいかとも思ったが、けっこうこの記事にアクセスしてくださる方いるようなので貼っておく。
これらカップリングの両曲を聴いて思ったのは、コンポーザー側は(良い悪いでなしに)かなり意識的にサビ部分のメロディの盛り上がりは作っているのかな、ということ。
なのでちゃんと盛り上がるところは盛り上がるという強さがある。
それがありつつも、アレンジやこの声質で安っぽく聴こえないというのが強い。
声で思い出したが、この方、かつて一度声が出なくなったことがあったらしい。
そのことは前作のアルバムの歌詞を聴いていても、断片的に出てくる。
そのうえで、この声質が魅力になっているわけだから、人生なにがあるかわからない。
『RE:IAM』も澤野氏側からのオファーだったようだが、それを考えると曲の突端、いきなり入るコーラスの歌詞
please hear me
I want to tell youPlease sing to me
I wanna hear your voice
もちろんUC本編とも絡んでるんだろうが、思わずニヤッとするよね?
(この曲は作詞作曲ともに澤野氏の作品である)
DefSTAR RECORDS (2013-03-20)
売り上げランキング: 93
※3/30 追記
いつまで見れるかわからないが、先日行われたと思われるLiveの映像が上がっていたので紹介しておく。
Liveでこれだけのパフォーマンスが出来るというのは、紛う事なき実力の証拠といっていい。
※6/3 上記消えたようだが、Youtubeにあったので貼っておく。
是非CDのほうも売り上げが伸びてくれればいいな。
それがこれを越える”次”への可能性を、より大きくしてくれる。