前作『ハニカム』終了→産休→同媒体(週刊アスキー)での復帰作。意外と単行本化はやい!
(いや、手ぐすね引いて待ってましたがw)
『わくらばん 1 (電撃コミックス EX)』
コーポ「わくらば」に引っ越してきた増口真白は、いきなり自室前の庭で食事の支度を始める二人の美少女に会う。二人はおなじくこのコーポわくらばに住まう住人だった。そのほか小学生にしか見えないT大生やら、二次元にしか興味のない巨漢、その巨漢にぞっこんの金髪碧眼の美少女など、個性豊かな登場人物がゆるーくからむ桂明日香ワールド。
前作の『ハニカム』で桂氏の名前を知り、以降すっかりファンになってしまった人間なので、本書も迷わず購入。
基本的にこの週刊アスキーでの連載系は、ご本人のなかで「あまりシリアスにしない・したくない」方針のようだ。
ハニカムは尻切れとんぼのような形でおわってしまったので、いちおうそういう形(シリアス展開)は回避できたかのようにみえるが、本作は果たしてどうなることやら(笑)。
(ご本人はあとがきで「暗くしませんよ~」と仰っている)
本書はまだ導入部的な段階だが、すでに各キャラクターのバックボーン的な部分では桂作品らしい影が見え隠れしており、上述のようなご本人の意向とどうせめぎあうのかけっこう見ものである(笑)。
(曰く、そういった部分を持たせないとキャラクターとして思い入れが出来ないらしい)
個人的にはどろどろぐちゃぐちゃでもいいかな、とも思いつつも、一本ねじがぬけてるような雰囲気も桂作品の魅力ではあると思うので、どちらに転んでも一粒で二度おいしいみたいな(違)。
あとなんといっても特筆すべきは、本作は『ハニカム』と地続きの世界である、というのがなによりうれしい。
あのなつかしいキャラクターたちも、しばしば登場するので、前作のご贔屓筋だった方もぜひ一見をオススメする。
個人的には
鐘成さんを再び見れて思い残すことはもっとだせw
しかし次巻収録内容部分では、例によって桂作品ダークサイド定番の黒髪ツンデレ眼鏡ちゃんが登場しており・・・。
いやーどうなるんだろうなあ(ニヤニヤ)
※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正