【レビュー】『幻魔大戦 Rebirth 2』七月 鏡一

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刊行ピッチが順調なのは喜ばしいことだが、なんでWeb連載にもかかわらず電書版がないのかと小一時間(ry

『幻魔大戦 Rebirth 2 (少年サンデーコミックススペシャル)』



ニューヨークに大量の隕石が落ちたことで市内は戒厳令が敷かれ、街は混沌の中に。そんななか”スーパーブラック”ソニーは軍からの医薬品を得意のテレポートで盗み出し、中東系のボランティア医師・ハサンに届ける。しかしその出所をとがめられたソニーは一人苦悩する。結果、ハサン医師は軍にとらえられ、ソニーをおびき寄せる環菜として使われる。ソニーを待ち受けていたのはクェーサ―からCIAへ出向していたジョージ・ドナー率いる超能力部隊だった。ソニーのピンチと前後して、本来の年齢に戻っていたステラもニューヨークへ飛ぶが、力はまだ完全に復活していない。そして囚われのソニーはかつて対峙したあの幻魔と再度因縁の対決を迎えようとしていた。


前巻の最後に”スーパーブラック”ソニー・リンクスが登場していたが、それをなぞるように本巻はオリジナルでのニューヨーク市街戦をなぞるようにタイムラインが進んでゆく。

しかし大きく違うのは”真幻魔”からのキャラクター、ジョージ・ドナーであり、なんと巻末には石森作品からのあのキャラクターが!という展開。
このあたりは最後のほうのdeep、トルテックあたりを除いて終始お堅い感じで展開していた幻魔本編からは少し想像できないゆるさであるが、この石ノ森系の絵柄でそれをやっていることもあって、逆にお祭り感があってよいのかもしれない。

で、基本的には原作?オリジナル?の1967年でのニューヨーク決戦を踏襲しているので、実は多く語る部分はなし。
ただ前述のように”真幻魔”からのジョージ・ドナーの登場は初見は「おおおおお!?」という感じ、ドナーさん何気に初ビジュアル化?若干美青年すぎるきらいはあるけれども、繊細な優男風な感じははずしていないのでこれはこれでOK!

さて本巻以降のWeb連載では前回のレビューで「拾ったげてくれ~!?」といってた方の系類と思しきキャラが登場してくれているが、こちらは若干イメージ違うかな~、もう少しバタ臭くないとw

ということで、なんだかんだで楽しく読めているわけですが、繰り返しになりますが早急に電書版をですね・・・。

いまのところ唯一にして最大のいいたいことはそれに尽きますな。
もう正直あまり持ちたくないんだ、紙の本―特にマンガは。


※ええ、これも狭い部屋にしか住めないビンボが悪いんやw







※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正

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