作品のアナウンスがちらほらあった昨年ごろから気になってた一本。話題にもなっていたので月初に観にいってきた。
素晴らしい完成度の映画であったが、個人的にすこし期待していた路線とは違っていたので絶賛!という印象まではいかなかった。
作品のアナウンスがちらほらあった昨年ごろから気になってた一本。話題にもなっていたので月初に観にいってきた。
素晴らしい完成度の映画であったが、個人的にすこし期待していた路線とは違っていたので絶賛!という印象まではいかなかった。
先月前半から先日2月4日までほぼ一ヶ月、上野の上の森美術館で開催されていた、イラストレーター生賴範義氏の個展。日本のサブカルチャーに接している方ならまず間違いなく一度はその作品を目にされていると思う。
以前にも亡くなられるまでお住まいだった宮崎で個展が開催されたと記憶しているが、さすがに都内からだとハードルが高かったので、今回はまさに待ってました!と言う感じだった。
そしていざ現物を直接この目でみると・・・そのあまりの凄まじさに会期中3回も脚を運んでしまった。自分なりにすごい方だという認識はあったが、実態はその認識をはるかに超越している内容。3回も同一の展覧会観に行ったのはたしか大学出てすぐの頃のギュスターヴ・モロー展以来かも。
そして今回の個展を一言で言うなら”物理的に”殴られた感じとでもいえば良いか。
その作品、そしてその政策過程すべてにおいて”物理(フィジカル)”な要素の凄まじさをひしひしと感じさせられた個展だった。
新年一発目の映画は初詣ついでに府中で見てきたこの作品でした。
製作がディズニーに移ってからの新シリーズの2作目になるが、作品としての方向性が大きく変わってきたのが、ようやく明確にわかるようになってきた。
本国アメリカでは賛否両論という話も聞くがそれもある意味納得。シリーズ大作映画なので普通の映画と評価の基準が違うと思うが、それでも色々と”変質”は感じた。それが吉と出るか凶と出るか―現時点では次回作次第、といったところか。
ずいぶん前から一部で話題にはなっていたので月初に観にいってた。
本作について語られるときによく言及されていたことが「ジブリ作品の欧州的なものへの憧憬とおなじスタンスで欧米からの(ジブリ的な)日本への憧憬」を具体化した作品だという点があったが、それも納得。こういった米国発の日本舞台の作品は頓珍漢なことが多いが、本作はそういった違和感は最小限に抑えられている(もちろんありゃというところも残ってはいるが僅少)。なによりもCG全盛の子ご時世に合って表情別のモデル48000も用意してストップモーションで作ったというだけで称賛に値する。
遅まきながらレビューしておく
現代のあらゆるジャンルで見られる”退廃した近未来社会”的なビジュアル―そのスタンダードなイメージを生み出したといってもいい前作『ブレードランナー』の正統続編。ならこれは観にいかずばなるまい、ということで先日見に行ってきた。
いわゆる世界観が本筋のストーリーよりも重要といえる作品なので、その面では非常に奮闘していたと思う。そしてストーリも前作を踏まえて+前作主役のハリソン・フォード出演ということを考えるのならベストに近い脚本だったかと思うが、残念ながらその前作との関連性に足もとをからめとられて非常に閉塞感の漂う物語となってしまっていた。観客が想像力の翼を自由に広げられないというか。
美術周りが非常に素晴らしかっただけにそこが非常に惜しい一本だった。
公開前の前評判がすごく良くて気になってた一本。加えてこういったアメコミヒーローものとしては異色の女性監督作品ということで見ておきたかった。
結論としては、こういったアメコミ原作の映画化作品のなかでは突出して出来のいい一本だと思う。
クリストファー・ノーランによる『ダークナイト』的なリアル志向アプローチとはまた違ったベクトルになるが、作品としてのリアリティとエンタメ性のバランスが絶妙な一本で、これは劇場で見ておいて大正解だった。