原作となる木城ゆきと氏の『銃夢(ガンム)』はビジネスジャンプ連載時にリアルタイムで読んでいて、初期の9巻までの単行本もすべて持っていた。キャメロンが映画化の権利を買ったと聞いてから、もうかなり経つと思うがようやくその結果が実際のスクリーンに!
直近でいうと『攻殻機動隊』のような換骨堕胎の改悪実写化が心配されてもいたと思うが、さすがキャメロン製作。原作や日本製のコミック・アニメ文化へのリスペクトも十分に感じられる映像化だった。
原作を知っているものからするとややニュアンスの違いを感じる部分もあるのだが、ここまでやってくれれば文句ないでしょう。原作単行本でいうとおそらく4巻手前ぐらい?までを非常にうまく再構成してあり、人気次第では続編も十分に期待できると思う。海外でも評論家からはやや低評価も観客スコアは悪くない模様―いやでも期待は高まるところだ。