【レビュー】『シドニアの騎士 9巻』

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先日発売だった模様。

『シドニアの騎士(9) (アフタヌーンKC)』



ガウナとの不意の遭遇戦で、惑星ナインの大気圏下に逃げ込んだイザナ機。救出に向かう谷風とつぐみ。しかしナインにはガウナ側の待ち伏せ―それも最悪の敵・紅天蛾(ベニスズメ)が星白に姿を大きく似せ待ち受けていた。結果的に紅天蛾との戦いは一旦の結末を見るが、今度は大シュガフ船より、再び大質量を持ち、衛人では破壊できない規模の単体ガウナが射出される。出来る手を打ちつくし、最後の手段として大重質量砲を発射するシドニア。しかしその反動は居住区にも甚大な影響をあたえ、船体は惑星ナインの重力に引かれ始めた・・・・・。

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【レビュー】『シドニアの騎士 8巻』

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もうなにがなんやら・・・・・。

『シドニアの騎士(8) (アフタヌーンKC)』



先に分派してレム恒星系へ向かった移民船が全滅。船員会を粛清し、独裁体制となった小林艦長はレム恒星系を予想戦場とし、ガウナと決戦方針で事態を進めようとする。
十九式や衛人と連結する支援機、さらには新素材をつかった高コスト機など、限られた資源の中で新たな対抗手段も登場してくるが、そのしわ寄せから生じる軋轢はどうしても目立つ谷風へ。
岐神に憑依した落合、小林艦長、科戸瀬博士などそれぞれがそれぞれの思惑で動く中、そんなことは無縁のように谷風は外周壁にイザナと新居を構える。そこには谷風を慕い、配管を伝ってやってきたつむぎの姿もあった―。
そんななか、交代要員として参加したイザナを含む、レム恒星系への偵察隊がガウナと遭遇した・・・。

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【レビュー】『シドニアの騎士 7巻』

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今度の谷風グルーピーは巨大融合固体少女・つむぎちゃんですか・・・。

『シドニアの騎士(7) (アフタヌーンKC)』



サマリの代わりに十九型試作機で出撃するも、機体特性のため実力を出せず追い詰められた谷風を助けたのは、岐神(落合)の作り出した巨大な融合固体だった。
彼女は船型ガウナを一撃で沈め、混乱する味方部隊に対し小林艦長は「シドニアの新兵器の一つだ」と言い切る。
その巨大な融合固体の少女は自ら「はじめましてみなさん、わたしの名前は白羽衣つむぎです」と朗々と名乗るのだった。

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【レビュー】『シドニアの騎士 6巻』

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本屋に行ったら出てました。
前巻の巻末では、かなり追い詰められていた感じの地球人側だが、巻頭にそのエピソードのクライマックスが来たせいか、意外とあっさり感が。

『シドニアの騎士(6) (アフタヌーンKC)』

ガウナ側コントロールによる小惑星ミサイルをなんとか阻止、紅天蛾・星白を、とどめまでは至らずも撃墜した谷風たち。しかし生還者は出撃者の10%・・・。エースのサマリさんもそのことでメンタル的に参ってしまう。そんな状況を打破すべく、復活した東亜重工へ十九式の量産指令が出る。しかしそんなシドニアに、レム恒星系へ向かった移民船を食い尽くしたガウナが―それはさらに人間側の戦術を学習し、高度化していた。サマリの代わりに、彼女の十九式で出撃する谷風だったが・・・。

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【レビュー】『シドニアの騎士 5巻』弐瓶 勉

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緩慢な”地獄巡り”だな。
希望の見えなさ、暗さといい―ある種、それを楽しむ(?)エンターテイメント作品。

『シドニアの騎士(5) (アフタヌーンKC)』




更なる人間化が進む、奇居子(ガウナ)の再現した星白に、ある目的を秘めて迫る、岐神(くなと)を乗っ取った落合。
(外生研の田寛さんがあぁぁぁぁぁ!?)

一方シドニアにはガウナを推進源とした、小惑星ミサイルが迫っていた―。

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【レビュー】『シドニアの騎士 4巻』弐瓶 勉

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科戸瀬がヒ山さん化するのか(笑)。

『シドニアの騎士(4) (アフタヌーンKC)』



前巻とそんなに時系列は進んでいないかと思うんだが、ちょっと雰囲気変わった。
科戸瀬が正式な衛士に緑川は管制官に―ばんばん死人の出る物語なので世代交代が早いということかもしれない。
(世代交代ということでは、千年単位で航行する播種船という設定なのでそういった”世代”をまたいだ物語もできるわけだな、やろうと思えば)

ほか新型兵器でてきたり(これがある意味永野版Type-100とコンセプトそっくりでワロタ)、播種船全体に関わる膨大な知識と秘密を封じ込めた「落合の補助脳」の(部分的とはいえ)開放シーンがあったり、いろいろと伏線が張られていく模様。

ただこのマンガ、人の名前が漢字がややこしい+慣れるまで人の顔見分けがつきにくいのな。

感想書くのも一苦労だわ(苦笑)。


『新装版 シドニアの騎士 (全7巻)』










※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正