【レビュー】『シドニアの騎士 7巻』

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今度の谷風グルーピーは巨大融合固体少女・つむぎちゃんですか・・・。

『シドニアの騎士(7) (アフタヌーンKC)』



サマリの代わりに十九型試作機で出撃するも、機体特性のため実力を出せず追い詰められた谷風を助けたのは、岐神(落合)の作り出した巨大な融合固体だった。
彼女は船型ガウナを一撃で沈め、混乱する味方部隊に対し小林艦長は「シドニアの新兵器の一つだ」と言い切る。
その巨大な融合固体の少女は自ら「はじめましてみなさん、わたしの名前は白羽衣つむぎです」と朗々と名乗るのだった。

おそらく標本・星白をベースに岐神によって作られたつむぎちゃんが本巻の主役か。
ただし、ガウナちゃんなので巨大なお部屋はどろどろぐちゃぐちゃw、おまけに感覚器として触手キタコレ・・・。

そういうガウナ的なものが増えたせいか、描写のディティールだけでなく話のほうも、なんとなく軽く混乱を感じる巻、という印象を受ける。

何よりも小林艦長の立ち位置が、巻末のほうのクーデターでどう転ぶのか?
最初から二人が組んでたのか、全データを吸い出したという落合の補助脳の内容をみて心変わりをしたのか・・・。

ちょっとまだよく読めてないかもしれないので、時間あれば読み返してみる。

これまでも各巻ごとにそういう印象だったが、巻ごと巻ごとでけっこう印象変わるのよな、この作品。

ただ、つむぎちゃんの登場でガウナの脅威がこれまでより減る傾向にある―。
相対的に外の脅威は減った。

こりゃ内乱フラグか?ひょっとして。

※お約束のおにぎりは出てきましたが、やはり巻を追うごとに出番は少なくなっているのう。
あと伝統の鉄拳制裁シーン(笑)は東亜重工の佐々木さんがいい味出してますw

『新装版 シドニアの騎士 (全7巻)』




※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正

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