twitterのTLでちらと引っかかったので一応一筆しておく。
おそらくアンチの人たちが感じていた嫌悪感は、こういった例にみられる虚言的な言動がその根っこがあるんだろう。(ある意味すごく真面目なんだと思う)
個人的には2011年内でジャーナリストは廃業と宣言していたので、以降は目にした際の言動を、参考程度に見ていた程度。「ジャーナリスト」の看板は下ろしているものとして捉えている。
ソースがドイツ語で正確・詳細な訳が出ていない段階での評価はアンフェアかと思うが、肯定的に取り上げたこともあるので、念のため一応一筆しておく。
まとめられている部分で「福島では放射能という言葉をほとんど耳にしない」云々の部分は、一部地域では確かにアンタッチャブル(というかわざわざ口に出すまでもないという暗黙の了解?)になってる、といった書き込みをどこかで見たような気もするが、目にした頻度として圧倒的に少ない―というか1度ぐらいか―なので、捏造と取られても仕方ないわな。
放射線測定については、正しい計測方法について至るところで書かれているので、ご自身で。
取材や正確さには欠けるが、記者クラブに関しては指向しているところは正しかったと思うし、3.11の初動の段階ではそれなりに果たした役割も大きかったとは思う。
一部の方が書かれているが「おもろい人」―トリックスター的な存在ではあると評価していたので、ここに書かれていることのソースが、正確に訳されて、その上で間違いないのなら非常に残念ですな。
(逆に正確な訳次第では、このまとめと各コメントのバイアスも測られるだろう)
ただ、基本言論人、というのはある種の「道具」であると思うので、求められている部分で役に立たないのなら、喜び勇んで叩かずともフェードアウトされていく。
それを踏まえると、アンチというのはある種の「愛情表現」には違いないので、こういった言動のチェックをまめにされる方にはほんと畏れ入る。
(自分の場合はそこまで自分のエネルギーを割く気になれない―この人に限らず、それぞれの信頼度を自分のなかで静かに架け替えるだけだ)
この人も「ジャーナリスト」という看板をきちっとはずしていれば、ここまで叩かれもしなかったろうな。
けどまあ「愛されて」るので、それも無理か。
※あと当の本人側だけでなく、招聘している独メディアの素性もちゃんと洗ってみるとおもしろいかもしれない。
(そこまで暇でないので自分はやらんが)
出典のメディアの政治的なバイアスや系統をチェックすると、見えてくるものもあると思う。