ある意味”海の上”が続いております。
『ベルセルク 36 (ジェッツコミックス)』
エルフヘルムまでの海路の途中で、立ち寄った小島でのエピソードが続く。
ガニシュカ大帝vsグリフィスの一戦で世界は変貌。異世界との境界線があいまいになったことで、島に祭られていた”海神”の実体化がより顕著に。
島の住民は”人魚とのハーフ”と自称し、村八分にされていた娘・イスマ以外はすべて海神の餌食に。
前巻で宿をウミウシの化け物囲まれたガッツ一行は、狂戦士の鎧の力でなんとか危地を脱するが、この先の航路の安全を考えると、”海神”との一戦は避けられない状態だった・・・。
てなところですが、ガッツが意識を保ったままでの久々の狂戦士の鎧や、ファルねーちゃんが四方の陣をマスターし「お前が俺たちの盾だ」と認められるところなど、なかなか熱い展開―ただしまだ前哨戦で本番はお預け、みたいな(笑)。そういう巻です。
ただ、ここのところのある意味「まともな展開」で自分も心が弱くなったなあ、と思うのが、あんまりこの旅の面子に怪我してほしくないなあ、と感じること。
一つは年齢の若いキャラクターが多いからかもしれんが。
あと、久々に大物のバケモンとの一戦が控えてるわけだけど、敵の体内に入るまではともかく、敵の体内にいる虫系のがイヤ過ぎるw昔の巻数に出てきてたのはなんともなかったのに。
なぜかと考えると、やっぱり敵には見えないとはいえ、シールケが一緒だからなんだろうかと。
ガッツ一人なら「おっしゃーやれやれー!」となるんだろうが、こういう子供に近い年齢のキャラがいるとハラハラ感倍増、個人的に。
まあ、わしもおっさんになったということでしょうか(嘆息)。
あと帯にもあったが、映画が来春早々にも公開の模様、はやい!
今回はSTUDIO4℃が製作とのことなので、安心して見れるかな?
ただやはりこの本編の進捗のペースは気になるところ。
この膨大な書き込みを考えると、それもさもありなんとは思うのだが・・・なんとしても最終回まではきちっとたどり着いてほしいもんです。
※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正