銃殺刑はないので絞首刑でよいですか?(嘘)

標準

連日の円高は一時83円台、株価は8900円を大きく割り込み、年初来安値を更新。
それに対し金融当局及びお上のおっしゃることには―

「注意深く見守りたい

はやくもこれに対してネット界隈では

「注意深く見守るだけの簡単なお仕事w」

と揶揄されておりますが(苦笑)。

えーと、クルーグマン先生は「じゃあ銃殺でw」とおっしゃいましたが、残念ながら我が国には銃殺刑はないので絞首刑でよろしいでしょうか?(違

日本経済のウソ (ちくま新書)

冗談はさておき―。

しかしそういいたくなるぐらい政府・日銀の無策・無能っぷりが白日の下に曝されておりますが、(ズブのど素人どもの)民主党はともかく、曲がりなりにも経済の専門たる国家の中央銀行がかつてのCMのフレーズじゃないが

「みーてーるーだーけー♪」

と傍観決め込んでもなんの処罰もなく安泰とはつくづく日本は平和な国だと思う。
(分かってると思いますが皮肉ですよ?)

それもこれも、なんでも「中央銀行の独立性」という名分があるかららしいんだが、本書ではその捉え方が大きく間違ってる―世界中探してもそんなアホな意味で「中央銀行の独立性」を使っている国はないとばっさり。そう、世界的な意味でのこの”独立性”の意味は

中央銀行の”目標の独立性”ではなく”手段の独立性”だ―と。

だけどね、なぜかその区別がつかなかったバカどもが法律(日銀法)改正しちゃって、法律的には日銀が勝手に金融政策の目標決めてもいいんだってw

ありゃ、書いてる途中だったがなぜか公開状態にw

まあいいか。

えーということで高橋洋一氏の著書もう一冊はこちらでした。

先日紹介したものより一段上の内容なので正直どこまで理解できてるかは不安なんだけれども、前著の内容をさらに日銀の金融政策や政府の財政政策に焦点を絞り、かつ具体的な数値をあげて日銀がデフレを意識的に誘導していることを述べている。

一見耳を疑うが、どうやらこれは本当らしい。

デフレで物価が下がるというのは一見いいように見えるが、実は結果企業の収益が下がる→従業員の給与が下がる→経済全体の規模が縮小するということからみても決して好ましいものではない。

しかし日銀はどうもそれを意図的に望んでやっているらしい。
それも内部ルールを維持するためや(なんらかの国の利益のことを考えてではなく)役人としての保身のためにやっている―本書を読むとそうとしか考えられない。


終わっとる、アホかと。


ほんでそういう志操も矜持もなんもない小役人どもを指導しなければいけない(誰かさんがイニシアチブを取るというとりましたな)政府も


みーてーるーだーけー♪


今日午後急激に株価を下げたのは明らかに政府与党のアナウンスが市場へのちゃんとした声明(アナウンス)の体を成していなかったからだろう。

一部掲示板などでは「もういいからしゃべるな!!」という怒号に近いコメントも飛び交ってましたな。
加えてこの無為無策状態がへたすると民主党の総裁選終わるまで続くかもしれないという―。
(日銀としてはいま金融政策を打っても新しい党首へのアピールにはならないかららしい、ははははは)

実はほんとうに日本の経済メチャメチャにしたいのかもね。
なにかそういう長年の夢でもあるのかもしれない―冗談抜きでいまの無策っぷりはそう感じる。

しかし本書を読んだあとではあまり暗くならない。

なぜか―?

なぜなら本書に従うならば、いまの日本の景気の悪さや経済状態の悪化というものの根本的な原因はこういった小役人や無能な政治家が原因の人為的なものであるというのがある程度いえるから。

そう、人為的なものであればそれはそれなりにやりようがあるということだよ。

そういう意味で、いまの不景気の理由も見えず嘆くという不毛なことはしなくて良くなった、ある意味すごくいまの不況をポジティブにとらえられるというか。

ハードルの高い一冊であるが、いまの世の中の経済的な問題を理解しようと思う方は一度手にとってみられることをおすすめする。

※08/26追記
 うははは、この期に及んで責任者海外出張ですかw日本終了のお知らせwww

 

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