こういうCD買うの久しぶりだな。amazonで中古のヤツを(スマン)。
アイドルとも俳優とも、いまだ立ち居地がはっきりしないタレントを使ってのタイアップというのは昔はけっこうあったと思うんだが、最近では比較的珍しいのかな?
(売り上げの予測がむつかしいので)
芸能サイドとしては、タレントを別方面へ新規出店するにあたって確実に「結果」(数字)がほしいし、コンテンツサイドとしては、固定客層以外への「話題」がほしい。
そういう意味のおおきい一作かと思うんだが、単純に曲がよかったので買ってみた―もちろん千明様である、ということも大きいが―というのがほんとうのところ。
で、ライナーを見てみるとagehaspringsというプロデュースグループの一作の模様。
wikiをみるとYUKI、FUNKY MONKEY BABYS、CHARA、ゆず、flumpool、中島美嘉、Superfly、Base Ball Bear、エレファントカシマシ等のプロデュースを行い、確実に結果を出しているチームのようだ。
クレジットには詳細なplayerの名前は一部しか出てなかったので打ち込みの部分も大きいのかな?ベースラインが非常に良かったんだが。
音楽を楽しむのに、こういった「後ろ」の部分をあれこれ斟酌するのは野暮の極みではあるんだが、最近はなんか某アイドルグループのバックについている「女衒」のおじ様方のような層が、恥じらいもなく表通りを跋扈している。
そんなところへ金を落とすのもイヤな話だからな。
あの女衒のおじ様方を見て思うのは、そこにせめてなにかしら媒体への「愛」があるんだろうか、ということ。
そういう意味でこれはヲタ宣言しているご本人といい、タイアップの作品(ガンダムのビデオ作品の最新作)といい、ちゃんと「音楽」を仕事としているプロデュースチームがついてることといい、比較的「相愛」の感じられる「清い」コラボレーションではないか、と。
こういう芸能関係に関して「数字」とか「売上」「結果」というファクターで語るのがいつのまにか「大人」な態度とされてるが、そこになにかしら対象に対する「愛情」なり「捧げる」もののないものは人の心を打たないよ?
最近のCDが圧倒的に売れないのはひとつはそこじゃない?
「”魂”実装済み」じゃないけど実装されてないのよ、
「愛」が。