「日本男児」という生き方

標準

うわー!?、ほんと面目ない。

そうとしか申し上げられません。

「日本男児」という生き方


戦没者の遺骨収集などの活動もされているフリージャーナリストの笹幸恵さんの一冊。
戦没者の慰霊活動や軍関連をフィールドとされている方だけあって、かつてのホンモノの「日本男児」を多く目にされたその目からの現代における「日本男児」論。2時間もかからず一気に読んでしまった。

いや、痛い、穴があったら入りたい。

それぐらい素晴らしい男性論であり、かつ女性論でもありました。
戦没者云々というとすわ「”右”か!?」というバカタレもいるかもしれないけど、一冊を通して凄く健全で”あたりまえ”のバランスで、いまこの2011年ならではの「男子たるもの」について語っている一冊といっていい。
以下目次だけ抜粋する。

・第1章 男の背中
・第2章 辛くとも「死ぬわけじゃない」
・第3章 動じない心
・第4章 俺がやらねば
・第5章 女におもねる男なんて
・第6章 デキる男は「聞き上手」
・第7章 傷ついてこそ人生
・第8章 潔さという美学
・第9章 「お姫様」は幸せか
・第10章 その志は本物ですか?
・第11章 人との「会話」ができますか?
・第12章 何のために偉くなる?
・第13章 やせ我慢ができてこそ
・第14章 逃げ道をつくるな
・第15章 転がす女、転がる男
・第16章 現代版「男尊女卑」のススメ
・第17章 半径50メートルの外へ出でよ

その語られている姿と我が身の乖離に、ただただ深く恥じ入るばかり。

たぶんいまの世の中がどうしようもなくなっているのは、ここに書かれているような男がいなくなってしまったからだろうな。

そら女も女やってる甲斐ないわ。
面目ない。

せめて自分は我が身の未熟を認めたうえで、早く自分の”現場”を作り上げたい。
そう思いました。覚悟、覚悟だよなぁ。

すぐにできることには限りがあるが、せめて背筋を伸ばすことからはじめよう。
今は至らずとも

「男子たるもの」

そういう志を持っていたい諸兄には必読の一冊。

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