【レビュー】『セツ 2巻』

標準

やはり木葉功一は天才だ。

『セツ 2 』



今回は表紙もちゃんと華があっていい。
なにより素晴らしいのは本巻巻末の犯人に対するセツが涙ながらに語るそのシーケンス。

世界がウソ臭く感じる、あらゆる感情の緩慢な麻痺

それはあなたが”あなたの名前”を生きていないから


核心だよ、これ。


やはり木葉功一は天才だ。




※2022/06 追記
本作『セツ』のシリーズは大手出版社からの紙媒体での出版は打ち切りのような形となったが、著者御本人が再編集版というか直接編集して再構成されたシリーズがKindle版にて出版されている。表紙のビジュアルも華やかになってある意味「完全版」といってよいだろう。

詳しくはamazonの著者ページを参考にされたい。

ナンバリングが変に凝っているせいでややこしいが、基本数字の順でOKのはずである。
内容に関しては読むに値する作品であることは十二分に保証する。
興味のある方は是非どうぞ。








※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正

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