宇都宮・大谷資料館ほか

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先日某所よりパソコンのセットアップ他の出張依頼があったので宇都宮まで泊りがけで出かける機会があった。幸い目的のセットアップ自体は簡単に終わったので予備日として設定しておいた次の日に観光を・・・と思っていたら生憎の曇天。で、ご依頼先より「ここ行ってみましょうか」ということで大谷採掘場跡にある大谷資料館ほかを見物してきたので、以下ざっと備忘録的に。





行きはなにげに人生初の東北新幹線。これまで北陸新幹線は乗ったことあったのだが東北新幹線は初めてだった。栃木は宇都宮まで約50分。餃子餃子と聞かされること多いが(事実ウリのようだが)宇都宮自体はかつて城下町だったということもあってか品があり非常に好印象な街なみだった。
(※個人的には城下町として発展してきた街にはなんとなく品があると感じることが多い)

すこし時間があったので東武との間にある二荒山神社にお参り。なにげにここ「一宮」なんですな。
まちなかにも関わらず比較的敷地のとってある、非常に清涼感のある神社でよい感じ。手前に末社・摂社もいくつか並んでいたのでざっとご挨拶しておく。



当日は快晴で、境内の色づいている庭木とのコントラストがきれいだった。電波塔?テレビ塔?らしきものも近くに見え、なかなか趣のある光景。時間があればもっとゆっくりしていたかったところだ。



その後はご依頼先に合流しセットアップの作業終え、その日は東武よりのビジネスホテルに一泊。最近はホテルも自動精算機なんすな。フロントの方はチェックイン自体にはいらっしゃったが以降はほぼ自動。翌日のチェックアウトなど精算機通せば「ハイそれまでよ~」と出てきてこれてしまう。便利ではあるが「旅情」はあまりないですな、まあそれ故の「ビジネス」ホテルなわけですが。

でこの日は曇天かつ冷え込んでいる+予報では昼前から雨、ということで提案していただいた大谷資料館ほかへとご案内いただく。(バスで周遊きっぷが出ていた)

まず最初は大谷寺と平和観音。ここは天然の鍾乳石でできた自然の雨よけがあり、そこに掘られた「大谷観音」と全長27メートルの「平和観音」をみる。平和観音は戦後に作られたそうだが、積もる月日を経てけっこう年季の入った立派なお姿であった。



大谷寺にはほかに小さな庭と池があり、池といえば定番の弁天堂があった。この弁天堂は両脇に白蛇の像が作ってあったんだがどこかコミカルで可愛らしかった。



(↑27メートルの「平和観音」様)



(小雨の降る曇天であったが庭にある石仏はどれも趣があってよかった)

続いて徒歩で大谷石の採石場跡の坑道?内を見学できる「大谷資料館」まで。ここは小さな展示のある受付建物があるにはあるが、その見学できる内部坑道のほうが圧倒的に広い。サイズ的には劣ると思うが、受ける印象としては以前見学した「地下神殿」=首都圏外郭放水路の貯水槽に非常にいた印象を受けた。(ちなみに入り口付近から降りていくところ他、やや高所恐怖症のケがある自分にはちびる箇所もいくつかあった:苦笑)




また当日、なんとこの坑道内で結婚式も行われていて、高砂殿などでかかる笙の「ぴゃ~あ~」という例の音も聞こえていたが、事情を知らない外国からのお客様などいたらなにかジャパニーズデモーニッシュミサでもやってるのか!?と勘違いされかねない雰囲気であった(苦笑)。




しかしそれもそのはず─実はここはけっこう特撮や映画・PVの撮影場所として使われているらしく、構内の一部ではスペースをとってそういった撮影された作品を写真で紹介するギャラリーも展示されていた。仮面ライダー等をはじめけっこうな有名所が撮影でここを使ってたようだ。



と、そんなこんなで駆け足気味ではあったが観光もすることができ、なかなか有意義な宇都宮初体験でした。ただ惜しむらくは美味しいときいていた「正嗣」という餃子屋さんに行けなかったことは悔いが残る所。ただ距離も程よく観光できるところも日光を始め近くにいろいろあるようなので、また機会があれば行ってみたい、素直にそう思える場所でした。

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