以前取り上げたBloody Woodといい、なんか最近ネット経由でピンとくるヘヴィロック系のアーティストがインド系ばかりなのは偶然か。
ギターは打ち込みらしいのだが、それもあってちょっと初期のVAIというかザッパ風味も少しあって、ちょっとインテリジェンスを感じさせるインスト寄り─だけど歌モノもあるという、なかなか面白そうなアーティストである。
(どうもボーカルはゲストとかコラボで、基本は一人っぽいな─情報少なすぎて正確には分からないんだが)
正確な経緯は忘れたがネットで発見したアーティスト。詳細調べてもあまり日本語での情報出てこないんだが、アメリカ在住のインド系アーティストでギターなどは打ち込みらしい。TAMAのエンドースページのようなものが出てくるところからするとご本人はドラマーなのかな。
前述のようにちょっと初期のVAIを彷彿とさせる幾何学的な印象を受ける部分がそこはかとなくあり、かといってロジカル一辺倒というのともまた違う─というかこのあたりはボーカル入りトラックがぼちぼちあるからだろうか。
上に貼っておいた動画はEPとついているが、収録されている曲に関してはいちおうフルで聴かせてくれる。(自分の購入したアルバムのトータルタイム見ると1時間強あるのでまさに「EP」ということなんだろうが)
今回は2019年度リリースらしいということでこの『Illuminate』というタイトルの作品を買ってみたが、これまでのディスコグラフィもぼちぼちあるようだ。そのうち折をみて他のモノも聴いてみたいところだが、こういうネットで見つけたアーティストというのはアルバムの作風というかコンセプトのようなものが実際に聴いてみるまでバクチみたいなところあるので(そこが面白くもあるんだが)もう少し情報収集してみるか。
元々こういったメタルというかヘヴィロック系のジャンルというのは傍系も傍系だとは思うのだが、昨今の「メディア」としての音楽市場の激変もあってもうほんとジャングルの奥まで珍獣を探しに行くような感がなきにしもあらず(苦笑)。ニーズというかマーケット自体はあると思うんだけども、そこへ情報含め提供できるディストリビューターが壊滅状態ということかな。困ったもんだ。