ビデオ作品としてリリースされ大好評のうちに幕を閉じたガンダムUC。諸般の事情でこの春から日曜朝7:00から30分番組として分割放送されているが、その主題歌のEP盤・・・・・であるが、日曜朝という子供向けの時間帯にも関わらず全編英詞という(苦笑)。
まあ主題歌・・・という体裁は取っているが実質は「SawanoHiroyuki[nZk] 」というアーティストの新譜と解釈しておくのが正解だろう。
SME (2016-06-29)
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TV版ガンダムUC「機動戦士ガンダムUC RE:0096」の主題歌。オープニング曲であるタイトル曲と、前期エンディングの「 Next 2 U -eUC-」「bL∞dy f8 -eUC-」とそれぞれのTVサイズ、インスト、nzkの最新アルバムからの楽曲の一部等を含む全8曲。初回盤特典としてはなんと昨年行われたnzkのライブnzk003のライブ映像がほぼ収録されたライブディスクが付く。
いや、もうなにもいうことないですねの澤野クオリティのシングル。
うちにTVはないのだが、例によってYoutube等でOP等だけはあがってたりするので、それでけっこう繰り返し聞いていて「はよお皿ほしいなー」と思ってたところにようやくですよ。
これは一つは番組の進行とも関係していて、先週の放送までで前期のED曲の期間が終わり、次の放送から後期のEDになるということでこのタイミングなんだだろう。
タイトル曲と前期ED曲は今回澤野組としては新規のシンガーの方が歌っているが(「Into the Sky」は”Tielle”嬢、「Next 2 U -eUC-」は“naNami”嬢)、どちらもいい感じ。後期ED曲は例によって鉄板の澤野×Aimerの組み合わせ・・・というかED曲はどちらも以前出た大傑作アルバムである『UnChild』からの曲のリメイクなのでクオリティは折り紙付きである。
で、それぞれ聞いてみて思ったのは、意外とTVサイズとフル尺での楽曲とで聞こえる印象が違うもんだな、ということ。
これはTVサイズはいわば一つの楽曲の中で一番おいしいところをぎゅっと遠慮なく詰め込んであるー1曲の中の起伏をあまり考えなくていい、ということかと思うけれども、この変化は予想していなかったので面白かった。それにつけても、どこ切ってもおいしさたっぷり詰まってる、というのは相変わらず澤野氏ズルいよなあ、というかやはり氏の才能を感じざるを得ない。
ということでUCがらみの楽曲ではあるが、どれもシングル切れるくらいメロディの強い曲ばかりなので、断片的にでも聴いて、少しでも琴線の動いた方は行ってみても損のないシングルだろう。聴き慣れたファンはあまり驚かないかもしれないが、なにげにこういう良いメロディのそろったシングルをすぱーんと切ってこれるというのはすごいことだ。ちなみに「bL∞dy f8 」はイベント等でのコンパクトサイズなライブでもかなり演奏する頻度の高い曲だが、どんどんアレンジが荒ぶっていっているのが面白い。
あと特典のnzk003のライブ盤についても少し言及しておく。
基本的にこの盤あり盤なしどちらか迷っているのなら当然この盤ありをお勧めするのだが、改めて聴いてみると、若干当日のコンディションの当たり外れが各シンガーごとで大きかったのかな、というのがよくわかるライブ映像といえる。(けっこうピッチ外している人多い)
一つだけ弁明しておくなら、どこぞで聴いたところによると、氏の楽曲は「普通に聴こえて実はかなり音域が広くて歌うの厳しい」らしいので、まあ良くも悪くも”ライブ”という感じの収録内容である。まあこれぐらいが普通よね、という。
だからこそ、小林未郁、Aimerご両人の突出ぶりがよくわかるというか—とくに小林嬢なんぞあの迫力はある意味化け物ですわな!?(褒め言葉)
まあそれよりもこのディスクの最大のポイントは「nzk」の由来の暴露でしょうな。
今後のアンコールは全部このコールになるんじゃないのか!?(笑)
ちなみにこのシングルには本年秋開催予定のnzk004の先行申込コードが封入されている。
もちろん自分も例によって申し込んでみたが、今年は東京ドームシティ内のホールのようだ。
当たってほしいもんだがこればっかりは自力でどうにかなるもんではないのでな・・・・・(–;)
都内の2DAYSのほかに福岡や大阪でもやるようなので、興味のある方は足を運ばれるといいと思う。
生で見ると、このライブ映像で見るよりもっと楽しいライブなのは保証する。(経験者・談)
SME (2016-06-29)
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