【レビュー】『まおゆう魔王勇者 7巻』浅見 よう

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いやー、もう新刊ちゃんと出てくれてるだけでありがとう、ありがとうな感じ(泣)。

『まおゆう魔王勇者(7) (ファミ通クリアコミックス)』




以前から不定期な掲載でいつ連載終了になるかとヒヤヒヤしつつも、掲載サイトを更新日らしい金曜日には見に行くようにしているんだが、ようやく物語中最大の敵である蒼魔王子=刻印王の登場のところまでたどり着いた。

全体としてはクリルタイ(魔族の大会合)中のネゴ・折衝劇のシーンが中心となるが、東の砦将の部族宣言、魔王の暗殺未遂、勇者のかつての仲間である伝説の弓兵であるじいさんの活躍(これがカッコイイ!)、そしてラストは刻印王vs黒騎士(勇者)と見どころはたくさんの巻である。

ただ繰り返し書いてきているが、おそらくスタッフ的な意味でのマンパワーぎりぎりで書いているんだろうな―画の質は全然落ちていないし、むしろ良く維持していると思うんだが、やはり制作環境的なところでがっつりとした描き込みが出来ないんだろうな。上記の各見せ場の部分も非常にあっさり感があって、もとのストーリーラインがいいだけに、そして浅見氏の絵柄も非常にいいだけに―すごくそのあっさりさが惜しいのだ。

この絵柄でもっとがっつり描いてくれるだけの環境やインカムがちゃんと制作側にいってればなあ・・・と勝手な推測ながら毎回そう考えてしまう。

ただ、やはりここまであきらめずにぽつぽつとでも描き続けてきてくれたので、是非最後まで完走してほしいと思う。一応いまのところは最後まで付き合うつもり。

そしてできればどこか一か所でいいので、ぜひ全力で爆発してほしいと思う。
というかあれか、最終戦まで描くなら嫌でも最終決戦の部分がそういう描写にならざるを得んか(白目)

※あと何気に今巻の女騎士とメイド長のベタな共闘シーンはよかったw




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