これまた実家にでテレビ見てるとやってたのでレビュー。
映画館で予告見た時から気にはなっていたのでちょうど良かった。
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ほぼ全身麻痺の大富豪と、街のチンピラくずれの黒人青年の友情を描く。
実話を元に製作された作品ということだが、非常にほっこりと心温まる良い作品だった。
こういったいわゆる下層階級の人間が、その出自ゆえに富裕層の心の硬くなってしまっている連中の風穴を開ける的な作品は多々あるが、この作品の良いところはある種の変形バディ・ムービーでもあるというところか。
それをなさしめているのは、二人のオープンさであり、だからと言って二人とも聖人君子なわけでなく、それぞれの弱さやズルさを抱えつつも、互いを互いに受け入れようとした点。
主演の二人の表情が素晴らしいが、またそれを囲む周りの人たちもそれぞれ味があって素晴らしい。
こういった美男美女でない人々の魅力が光る映画というのは、ハリウッドのティピカルなそれでは見れんよなあ、と思ったら、案の定フランス製作だった。
とにかく、見終わったあとに、なんとなく心の中の空気を冷たく新鮮な空気に入れ替えて、それでいてほっこりした感じになるという、とても素敵な作品だった。
なにかに恵まれていない、持たざるものだからこそ、自分を飾ることを知らず、自分を飾るものがないゆえに、剥き身で正直にいられた―中途半端に恵まれている自分たちは、中途半端故に自分を飾るいろんなガラクタで自分のやわい心を日々護って、そのガラクタの維持にきゅうきゅう言ってんだなよなあ・・・。
しかし、飾らず、我が身をむき身で相対しないと、本当の意味で相手には”届かない”。
主演の彼のように、自分を虚飾でかざらず、素直に生きていけたらなあ・・・。
とにかく、気分が落ち込んでいたりする時にみると、心を蘇らせてくれそうな非常に良い一本だった。
新年あけましておめでとうこざいます。昨年はいろいろお世話になりました。今年もどうぞ宜しくお願いします。
あけましておめでとうございます。こちらこそよろしくお願い致します。
そちらのサイトも改装されたようでなによりです(ツイートされている際になるべく拝見させて頂くようにしています)。
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