ほぼ一年ほど前の本らしいが、こんな恐ろしい本出てたとは。
「復興増税」亡国論 (宝島社新書) [新書]
田中秀臣, 上念司(著)
著者のご両人はいわゆるリフレ派の代表的論客の模様。
※個人的には非常にまっとうな内容が書かれていると思うが、リフレ派に対しては、各所から異議も出ているらしいことは、最初にお断りしておく。
本書は、そういう立場からの震災前後の日本の経済政策を考える対談ベースと思われる一冊で、元は2011年6月ごろに行われたものを、再編集して新書形式にしたものとのこと。
過去―戦前の関東大震災、直近の阪神大震災、そして今回の東日本大震災前後の政府の金融政策のミスと、そのそれぞれにおいて申し訳程度の対応しかしてこなかった日銀の挙動に対する痛烈な批判が行われている。