「復興増税」亡国論/田中秀臣 上念司

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ほぼ一年ほど前の本らしいが、こんな恐ろしい本出てたとは。

「復興増税」亡国論 (宝島社新書) [新書]
田中秀臣, 上念司(著)



著者のご両人はいわゆるリフレ派の代表的論客の模様。

※個人的には非常にまっとうな内容が書かれていると思うが、リフレ派に対しては、各所から異議も出ているらしいことは、最初にお断りしておく。

本書は、そういう立場からの震災前後の日本の経済政策を考える対談ベースと思われる一冊で、元は2011年6月ごろに行われたものを、再編集して新書形式にしたものとのこと。

過去―戦前の関東大震災、直近の阪神大震災、そして今回の東日本大震災前後の政府の金融政策のミスと、そのそれぞれにおいて申し訳程度の対応しかしてこなかった日銀の挙動に対する痛烈な批判が行われている。

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電通 洗脳広告代理店/苫米地英人

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前々から読んで見たい本ではあったので、読んでみた。

電通 洗脳広告代理店 [単行本] 苫米地英人



オウム真理教事件の際の容疑者の洗脳解除の一件や、それ以外にもプログラミング言語の領域でも業績を残しているという、脳機能学者・苫米地氏による電通によるメディアコントロール寡占に対する警鐘を鳴らす一冊。

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リーダーの値打ち~日本ではなぜバカだけが出世するのか?/山本一郎

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ずいぶん前に買っていたんだが、読むモードになかなかなれなくて、ようやく読了。

リーダーの値打ち~日本ではなぜバカだけが出世するのか?/山本一郎



著名アルファ・ブロガーの一人である”切り込み隊長”こと山本一郎氏の著書。

表題にあるように「どうしてこんな馬鹿な人が組織のリーダになっているのだろう?」というこ点と、「私たちはこんなに頑張っているのに、なぜ成果に結びつかないのだろう?」というこの二点を柱に、会社組織ということのみならず、これから先の日本の社会の在り方全般を論じている。


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ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義 / 藤野英人

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amazonかなにかのオススメリンクで見つけて購入。

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義



古代からの日本通史を、「商売」や「経済」という視点から眺め直して、日本独特の経済的な特徴を把握しようとする一冊。著者はレオス・キャピタルワークスを立ち上げ「ひふみ投信」のファンドマネージャでもある藤野英人氏。
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