才気ある人が、修羅場をくぐってもなお優しさと希望を捨てないと、こういう本になるのか。
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? [単行本(ソフトカバー)]
山口 揚平 (著)
いわゆる経済・金融系のHowto本ではなく、お金というものや、実体経済からおおきく乖離した金融資本主義経済が幅をきかすいまの世の中で、お金の本質―ひいてはその先にあるものがなんなのか?ということを考察した一冊。
著者の前著が素晴らしかったので読んでみたのだが、これも良い本だった。
各論のなかにあるものそれぞれを通して、より明確に著者の思想というか、ものの考え方を論じている一冊ともいえる。
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