例えばそれを君が愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す/シベリア少女鉄道 vol.28

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ずいぶん前に友人のY氏にお誘いいただいてみたことがあった劇団なんだが、その時の印象が強烈に残っていて、その名前がしっかりと脳裏に刻み込まれたシベリア少女鉄道。

先日たまたまeプラスか何かのニュースメールでチケット発売中と聞き、申し込んでみたらなんとうまく取れたので先週木曜日に赤坂まで観にいってきた。


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【レビュー】未レビューのモノ一覧

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ここのところいろんな理由でいろんなことにすっかりやる気をなくしていたこともあってこのブログもほったらかし気味・・・だったが、これではいかんとちょっと立て直してみる。
しかし根本的なところは何も解決してないのでそのうち力尽きるかと思うが、ま、それも愛嬌ということで。

ということで読むだけ読んでうっちゃらかしていたものを書名だけでもと思い、まとめてあげておく。

電子書籍で読んだものがほとんどだが、電書のいいところは蔵書の場所をとらないところ=物理的な読了感が薄いところがデメリット。
読み切った感が薄いままランダムリードに近い感覚になってしまうので、感想をまとめようかというところのモチベーションが著しく下がる。
そういう意味では、実は「読んだ」気にはなっていても「読んで」はいないのかもしれない。そういう意味で、この程度にしかまとめられないというのが実態を表しているのかもしれない。

以下そういったもののまとめ。
今後単独で感想まとめてみたいなという気力の残っているものは外してある。
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『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』/岸見 一郎・古賀 史健

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ずいぶん前に読みはしていたんだけれど、ついついレビューするタイミングを失ってた。
最近出た続編も目を通せたので読書記録の意味でとりあげておく。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 古賀 史健
ダイヤモンド社
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幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見 一郎 古賀 史健
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 2

欧米では心理学の三大巨頭の一人ともとらえられることのあるアドラーの心理学―しかしその難解さがネックとなり国内ではいま一つ巷間に知られていない。本書はその難解さをある哲人と若者の会話形式とすることによって読者により身近な存在としてのアドラーの考え方を紹介するシリーズ。その穏やかな語り口に反して、そこで語られている内容は人によってはかなりの衝撃を受けかねない、ある種人の心理の核心に情け容赦なく切り込んでいる劇薬ともいえるシリーズ。

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ちょちょら/畠中恵

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ちょっとメンタル的なストレスたまってて「あーなんか時代小説よみてーなー」と紀伊国屋書店をうろうろしてたところ、文庫のコーナーで本書が目に留まって。
時代小説はいろいろ出てるが、人(著者)によって合う合わないがけっこう出るのでどうかな?とは思ったが背表紙のあらすじを読むといけそうだったのでいってみた。
結果、なかなか面白かったので新規開拓成功の模様。

ちょちょら (新潮文庫)
ちょちょら (新潮文庫)

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畠中 恵
新潮社 (2013-08-28)
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多々良木藩の江戸留守居役・間野新之助は自裁した兄のあとをついで藩の江戸留守居役を仰せつかる。江戸留守居役は城主の江戸城登城につき従うばかりでなく城内の情報収集を兼ねた重要な役目。経済的な窮乏に追い詰められている多々良木藩であったがさらにそこへ印旛沼のお手伝い普請の噂が立ちあがる。なにかと死んだ立派な兄にかなわないと嘆いていた新之助だが、留守居役組合の強烈な先輩たちにしごかれつつ、なんとか自藩をお手伝い普請から逃すべく奮闘するのだが・・・。

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『新撰組血風録』『燃えよ剣』/司馬遼太郎

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司馬遼太郎の幕末以降のものは意識的に読まずにいたのだが、ちょっと考えるところもあって読んでみた。
まあほんで幕末といえばここからですわな、ということで新撰組関連のものを。

新選組血風録 (角川文庫)
司馬 遼太郎
角川書店
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燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
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燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
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