bookwalkerでの小学館作品取り扱いで吉田聡と並んで購入したかったのがこちら。
ただ自分の場合はこの大作家の各代表作にはなぜか食指動くこと少なくて、その短編集のほうがなぜかツボに入ることが多い。
小学館
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bookwalkerでの小学館作品取り扱いで吉田聡と並んで購入したかったのがこちら。
ただ自分の場合はこの大作家の各代表作にはなぜか食指動くこと少なくて、その短編集のほうがなぜかツボに入ることが多い。
bookwalkerでようやく小学館作品を扱い始めたのでこの機会に懐かしい作品を。
蔵書の電書化で悩みの種だったのが小学館の作品が一向に配信されてなかったこと。加えて自分は中高生の時は少年サンデー読者だったので読み直したいもの多かった。
小学館系で読み直したかったものに、この吉田聡氏の作品群があった。世間的には『湘南爆走族』などが著名でいわゆる「ヤンキーマンガ」的な作家ととらえられがちだが、実はそれはかなり的外れな認識で、その暴走族・ヤンキー文化的なものは些末なディティールにしか過ぎない。
その本質は非常にリリカルかつ繊細で、そこに男気的な熱さが加わる。宮崎駿氏が巻末に解説を書くこともある作家であると書けばその点ご理解いただけるのではないか。
これもだいぶ前に出版されていたやつだが未レビューだったので取り上げておく。両作品ともノッツ作品らしい作風は健在だが、両作品を同時に読んだことである意味マンガ家としてのノッツ氏は良くも悪くも過渡期にあるのかな、などと想像もしてみたり。
ニコニコのクソ運営ぶりとかけもフレでの欲ボケで未来の種を花が咲く前に喰いつぶす感じとか、非常にクソっぷりが目立つ角川さんですが、一点だけ評価してるのがその電子書籍サービスの「bookwalker」。一般的には電書といえばamazonのkindleのほうが著名かとおもうが、自分のような片っ端から乱読する人間にはひとつだけ飛びぬけてありがたいメリットがbookwalekrにはある。それが「コイン」制とその適用範囲だ。
(実はこれも考えようによっては焼き畑農業的な側面あるのかもしれないが、ユーザーとしては「毒を食らわば皿まで」の気分で行くしかないと思ってる)
同等のコイン制やポイント制は他のサービスでもあると思うがbookwalekrはここが少し独特なのだ。
書くのどうしようかと思ったがここまで取り上げてるので一応記事化しておく。
ストーリー進行的にベースとなった作品があるならではの驚きや緊張感がどんどん薄れてきているので、正直惰性で読んでる感じ濃厚。くわえて本歌取り的な本作品では元作品の情報をどう織り込むかがキモかと思うんだが、舞台がちょっとこちゃこちゃ変わりすぎで物語としてのダイナミズムを損なっているきらいはあるように思う。
(方針としては悪くないんだが頻度の問題というか)
web広告で数カットだけ写ったものが気になって読んでみた。
自分も父が数年前に亡くなり、母も最近やや健康状態が心配なこともあって、本作で書かれている老々介護の問題の部分にはリアリティを感じざるを得なかった。
ただ本作の素晴らしいところはその点だけに終わらず、そういった老人社会と絡まって存在している村社会の描写にもスポットを当てたところだろうか。
この老夫婦の最後はけっこう涙が止まらなかった。