bookwalker(電書セール)のすすめ

標準

ニコニコのクソ運営ぶりとかけもフレでの欲ボケで未来の種を花が咲く前に喰いつぶす感じとか、非常にクソっぷりが目立つ角川さんですが、一点だけ評価してるのがその電子書籍サービスの「bookwalker」。一般的には電書といえばamazonのkindleのほうが著名かとおもうが、自分のような片っ端から乱読する人間にはひとつだけ飛びぬけてありがたいメリットがbookwalekrにはある。それが「コイン」制とその適用範囲だ。
(実はこれも考えようによっては焼き畑農業的な側面あるのかもしれないが、ユーザーとしては「毒を食らわば皿まで」の気分で行くしかないと思ってる)

同等のコイン制やポイント制は他のサービスでもあると思うがbookwalekrはここが少し独特なのだ。




bookwalekrでは電書を購入すると「コイン」という形でつどキャッシュバックが付与され、そのコインは次回の購入の際にコインを支払いに使える。加えてそのコインがキャンペーンという形で「増量」されるセールなどがあったりする。こういったサービスは他の電書サービスでも普通にあるだろう。くわえてこういうコインの付与以外にも当然本体価格が「○○%OFF」という割引セールもある。

で、ここからが自分がbookwalkerを使ってる最大の理由なのだが、bookwalekrの場合この「割引」や「増量」セールの際にもコインを使うことができ、コインで支払ったからと言ってその「割引」や「増量」が無効にならないのだ(例外もあるが)。つまり増量セールでコインを多めに取得してその増量されたコインを使って増量セール期間中なら再度購入→その購入に関してもコイン増量というループができる。

これいわば金融関係勉強するときに一番最初に出てくる「複利」の概念に近い運用ができる。

もちろん増量率やセール期間によって効率は変わってくるが(加えてそういう際の増量コインは月末までの使用期限があえうケースなどもあるのだが)、コレはかなり量を買う自分のような人間にとってはありがたいサービス。

加えて上述のような「○○%OFF」という割引セールがうまく重なるとさらに効果的になる。

直近でも11月に複数の出版社横断の割引セールがあったので、そこでけっこう買っていたのだが、その後小学館のコミック作品がようやくラインナップに入るとのことでそれに合わせてコインアップのセールがあり、コレでかなりお得な感じでけっこうな冊数を購入することができた。ポイントとしてはそういうセールの時はあまり躊躇せずに一気に買っておくことだろうか。もちろん限度はあるが、読みたいものがあってそれがたまっているのなら一気に行ってしまうのがいい。一番いいのはすでに物理版の書籍持っているが場所をとる、しかし売るには忍びない、電書に買い替えたいというケース。こういう時が一番の買い時かと思う。

またこういったコイン増量や割引は「ゲリラセール」という形で週末や連休前などにかなりの頻度で行われているので、そういうところを狙うのもいい。

個人的には電書の黎明期にkindleと決めかねていた時期もあったんだが、評判の悪い角川とはいえいちおう国内の出版社、kindle=amazonのなにが怖いかというと「いきなりなんらかの理由で閲覧・配信停止」がありそうだったこと―さすがに国内の角川はそういったことはやらんだろうということもあってbookwalekrを選んだ。

で、結果的にこの複利的なコイン・割引・セールの活用で結構な冊数を購入できたのは予想外のことではあったが、メリットは十分享受させていただいている。

一つ心配なのはこういう売り方をしているということはどこかにしわ寄せがいっている可能性もあるということだが、そこが著者側の不利益になっていないことを祈るばかりだ。(出版社側のメリットを考えると市場の占有率を重視しての顧客の囲い込みという面でメリットはあるんだろう―でないとamazon=kindleにあっという間に食われる)

ということで上記のような理由で多読・乱読、あるいは物理的な蔵書を減らしたいという方にはいまのところ一番お勧めできる電書サービスだと思う。
まだあまり積極的に電書へ移行されていない方の参考になれば。



コメントを残す