【レビュー】『まおゆう魔王勇者―浅見版 1巻』

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追加要素の有無の確認も兼ねて購入。

『まおゆう魔王勇者(1) (ファミ通クリアコミックス)』



例のweb小説「まおゆう―魔王勇者」のコミカライズ版の一つ。

本作含め、3作品ほどコミカライズ版は出ているようだが、自分がいちばん最初に目にした+いちばん画的に好みなので定期的にwebの連載を読んではいた。
(現在も連載中)

で、web版と増補追加のようなものがあるか確認の意味もこめて購入。

残念ながら、そういった追加要素はなかった模様。

なぜその点が気になったかというと、本バージョンを一読した感じだと、web連載ということもあってか、原作のほうに目を通しておかないと、不親切と思えるような体裁になってるような印象があったため。

これはwebという連載媒体+作画の浅見氏が元々漫画家というよりイラストレーター的な方の模様、というところから仕方がなかったのかもしれない。

しかし、画的にはいちばんアダルトな感じかつ、品を感じるので、その分もったいないな、と。
自分が原作を読んだときのイメージといちばん近いから、というのもあるかもしれない。



(参考画像)


ただ、回を追うごとに描写すべき箇所の取捨選択が上手くなっているように思うので、このまま一つの試練と思って最後まで是非走り抜けてもらいたい。

化け方次第ではコミカライズ版の決定打になる可能性はあると思う。

※あと特筆しておくべき点として、章わけごとにコラムがあり、なかなかバランスの取れたクオリティになっている。これはいい仕事だと思う。

原作版もできたら揃えたいんだがなー、さすがに今そこまでの予算と時間がないっすなー。
けどいずれ買いそうな気はする。

ある意味エポック作ではある―webメディア発のテキストエンターテイメントの新たな広がり方を示したという意味で。













※2022/06 標題の表記を統一、リンク切れを修正

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