月極めレンタルで。
トロン:レガシー ブルーレイ(デジタルコピー & e-move付き) [Blu-ray]
ここのところ、期限がある劇場公開モノなどのもの以外はさすがに気分的に見る余裕がなかったんだが、TUTAYAの月極めレンタルはディスク郵送されてきてから好きなだけうっちゃっておけるというのが良いですな。これもたしかずいぶん前に来てたんだけど、ぜーんぜん見る気になれずほったらかし。
導入部がかったるかったので、いっそのこと見ずに返そうかとまで思ったが・・・・・。
見ておいて大正解だった、デザイン的に。
いちおう前作『TRON』の続編、ということらしい。
しかし自分も前作は見てないんだが、すぐわかるストーリーで一本の映画として成立している。
加えてストーリー部分は、いい意味で特に特筆する部分がなくて、ある意味本作の最大のポイントであるビジュアルイメージを楽しむための、必要最低限のモノになっている印象。
上記トレーラを見ていただければざっくりあらすじとビジュアルがわかると思う。
いや、とにかくこのビジュアル面のデザインワークが素晴らしい。
このトレーラーでは若干わかりづらいが、敵方のオレンジ系のガジェット類の光の尾を引くようなビジュアルなど本当に見ていて心地よかった。
そう―デザイン的に素晴らしいと書いたが、このビジュアルの素晴らしさは、この光学設計と併せて一本、だということ。
つまり単純に意匠的な意味でのデザイン、ということであれば、実はそんなに飛びぬけたものでもない。
しかし、ここにネオンサイン的な光学エフェクトが加わると、ほんとえもいえぬ美しさになる。
こういったネオン的なデザイン、というのはともすればありがちで、かつその過剰さで下品になることが多い。
しかし本作では、そのネオン的な美しさと、シックな美しさが相損なうことなく調和しており、非常に上品だ。
長時間居たら頭おかしくなるかも知れんが(苦笑)、半日ぐらいならこういった内装のところですごしてみたいと思うし、ライトサイクル乗れるなら乗ってみたいw
ストーリー的には特筆することはない、と書いたが―これはもちろん前作からのものでもあるんだが―本シリーズは実は『マトリックス』的なサイバースペース的世界観の先取りでもあったんだな。
もちろん、本作は『マトリックス』よりあとの作品なので、そこからの”文法”が多大にフィードバックされている。
そういう意味では、鶏が先か卵が先か的な感じがして面白い。
あと出てくるコマンドとか用語はバリバリにUNIX系のものでしたな(笑)。
いやー、Linux勉強しといてよかったわー(違
PS:あと『マトリックス』でいうところのメロンビンジアン的な敵役にB-Tの今井氏がwww(これも違)