ついに来たか、そういう感じ―それでもまだ序章に過ぎないのかもしれないが―。
Cocco、半年振りの新譜。
前作こっこさんの台所CDから約半年置いてのリリースとなるが、ミニアルバムの体の前作と異なり二曲のみというシングルとして潔い構成。
―これまでも彼女の作品に沖縄の色というのはそこかしこに見えていた
というかそれは絶対切り離すことのできない血肉として存在していたと思うのだが、本作ではついに”沖縄”をある種真正面から歌っているような気がするのは自分の気のせいか。
もちろんこれまでもそういった曲は多々あった。
しかしそれはアルバムの中ではある一曲の中の断片としてだったり、ジュゴンというシンボル的なものに仮託してのそれであり、まんま直球そのものというのはなかったのではないか。
あの名曲『風化風葬』でさえ、主体は沖縄を思う自分であって、沖縄そのものではない。
しかし本作ではある種その依代にでもなったかのような―正面からまともに引き受けているような気がするのだ。
まるでそれにまつわる全ての風を飲み込むかのように―。
そしてそういった彼女のバックを支えているのが久々にクレジットに名前の載る根孝旨氏のBassだ。
初期の、欲するが故に世界の全てを破壊しかねないような彼女の叫びを支えていたのは間違いなくその時期プロデューサーであった氏のサウンドだ。その氏のサウンドを彼女はまた再び必要としている時期に来ている―そういうことなのだろうか。
しばしの休息を得て、再び戦場へもどる―その狼煙のようなシングル。
そんな印象を受けたのは自分の単なる思い込みだろうか。
奇しくも今夏、3年ぶりのフルアルバムが出るという。
そこでおのずとこのシングルの立ち居地に対する答えというのは見えてくるだろうと思う。
こないだめざましテレビにCoccoが出てて
新曲に関するインタビューで
基地問題に関して語っていました。
真っ直ぐな言葉で泣けましたよ。
以下のブログがインタビューの概要を載せてくれてます。
ttp://yamachanblog.under.moo.jp/?eid=106
音的にも沖縄要素満載ですよね。
ブラジリアンメタルのSEPULTURAをちょっと思い出しましたw
すまん。コメント返し遅くなった。
貼ってくれたリンクはすごくわかりやすくまとめてくれていて助かりました、さんくす!
けどほんとうに沖縄問題って難しい。
基地=犠牲だけでなくて、基地自体が沖縄と生理的に癒着してしまって剥離できないという面もあるのよな。
切り離すことができればいいんだけど、それには激しい出血を伴うというか。
Coccoが歌うから説得力あるけど歌詞中にある
「ぬちどうたから」(命こそ宝)
も使い方を誤るととんでもないことになるしな。
とか理屈をこねる前に早く定収を確保して沖縄旅行でも行って現地に金落とせっちゅう話ですわね
サーセンw