ニュースサイトで記事になっており、1/30まで限定OFFで¥85だったのでぽちっとな。
[地震から] 彼女を守る51の方法
年明けてから、またなんとなく地震の頻度が微妙に上がっている印象があるが、そういった震災に遭遇した際のシミュレーション小説とトピックを集めた電子書籍アプリ。
絵がえらいクオリティ高いな、と思ったら古屋兎丸でコミック版が既に存在してたのね、全く知らなんだ(苦笑)。
・・・と思ったんだけど、amazonのレビューみてたら、なんか断片的に立ち読みしたことあるかも。
(ちなみに本書はこれとは別に書籍版もあり、本アプリはその書籍版をベースにしてるっぽいですな)
コミック作品として大震災を扱ったものは『ドラゴンヘッド』という大傑作があるが、本アプリはそういうコミック的な部分がメインではなく、上記のコミック版のタイトルを借りて、防災、震災に遭遇した際の対処マニュアルとしての性格が大きい。
なので数枚のイラストページのなかにフレームでストーリのテキストがあり、ページをめくると、その状況に即した注意点や、対処方法が簡潔かつ的確に書かれてある。
この部分を担当されたのは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏とのこと。
残念ながらこれまで存じ上げない方だったんだが、内容を読む限りは非常に的確に書いてあるように思う。
また東日本大震災をうけて、項目のなかに「放射能」というのがあるのが、なんともいえない気分になる。
しかし、それがいま、この時点での現実―。
基本的に簡潔かつ短いセンテンスで構成され、読み込む、といった性格からは程遠いアプリだが、逆に必要最低限のことをもらさず書いてあるように思うので、若い人向けとして考えると非常によいアプリなのではないか。
そのせいか、なにげにイラストが色っぽいカットが多いw
タイトルロゴの”彼女”の後姿のミニスカートもわざわざヒラヒラ動かしてあるしwww
ただ、そこは古屋兎丸なので決して下品になっていないのよね。
まあ心身ともに健康な青年男子であれば「よっしゃ、おれが守ったる!」という気分にはさせてくれるのではなかろーか。
上記の要素、及びタイトルからして若い男性向けの内容かと思うが、書かれている情報に関しては、女性が知っておいても損はない―というかむしろ是非知っておくべき情報だと思う。
ただ、現在はこのアプリの価格が定価どおりに戻ってしまっているようなので、その価格(¥500)と内容のバランスをどう判断するか―。
けして悪いアプリではないが、定価に関してはやはり割高感を感じる方が多いのではないかと思う。