ガールズ&パンツァー劇場版/水島努監督

この冬から最終シリーズが劇場公開されるのに合わせてか、これまで試聴できなかったシリーズ作品もamazonプライムにて公開になっていた。
ということで未試聴であった劇場版を。

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いや、これ相変わらずよくできている作品だ。以前TVシリーズをレビューした際にも書いたかと思うが、キャラクターの萌え絵に騙されずにみると、基本的に伝統的なスポコンものの最新バージョンの作品であるというのが良くわかる。

そして本作は劇場版ということもあって、これまでのTVシリーズを踏まえたオールスター勢ぞろいというところの演出がまた憎い。ただしこのオールスター総登場の部分は残念ながらスポコンものであるが故に「ルール」の問題があって、ロボものやヒーローもののような劇的さにはやや欠ける。そこは少しもったいなくはあるが、ワクワク感があるという点はゆるぎない。

そしてもう一点だけ残念な点があるとすると、味方がオールスターだけに敵がやや地味に見えてしまうところ。このあたりは作劇上仕方がないのは認めつつ、もう少し圧倒的な強さは見せてほしかったかな。

しかし逆にいうと味方陣のキャラクターは立ちまくりで、特に今回初登場？の継続高校によるBT-42の活躍は見ていて爽快感があった。（かたや知波単学園の旧日本軍のダメっぷりの踏襲は「そこまでせんでも～(^^;）」と思わずいいたくなる感じ―いやこの点すこぶる反省が必要ではあるんですけどねｗ）

そして相変わらず大洗の生徒会長は理想の上司よなあ、あとサンダース大付属のキャプテンもいい。こういう男気あふれるキャラたちが個人的にはごひいきだｗ

ということでコレで一応見れるモノは一通り見たことになるかと思うが、いい意味で評価は変わらなかったので、これはご祝儀代わりに最終章観にいかんと行かんのかな？いいコンテンツには少しでも制作者に対して助太刀したいと思うので、これから出てくるだろうアナウンスを待って前向きに検討したいところ。