セルラー/デイヴィッド・R・エリス 監督

標準

Amazonプライムで。かつてのセクシーお姉さん、キム・ベイジンガーも歳とったなあ(泣)。
ジャケットからすると深刻なサイコスリラーのような感じの印象だが、本編のイメージは全く異なる。サスペンスはサスペンスなんだが、海辺の街が舞台であることとクリス・エヴァンス演じる主役の青年(ライアン)が基本的に明るく前向きなので、深刻なストーリーの割に楽しんで観れた。

それより敵役だとジェイソン・ステイサムめっちゃタチ悪そうで怖いよ!?

セルラー(字幕版)
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生物教師のジェシカ(ベイジンガー)は息子を学校に送った後、自宅に押し入った何者かによって拉致される。郊外の屋敷の屋根裏に監禁された彼女は、壊された電話をなんとかつなぎ合わせて外部へ助けを求めようとする。しかしその電話がつながった先は陽気な青年ライアン(エヴァンス)の携帯電話(セルラー)だった。彼女ともめたばかりで不機嫌なライアンは最初はなかなかジェシカの電話を信じなかったのだが・・・。

要はランダムに助けを求めてつながったのが陽気なアメリカン(笑)な感じのライアン青年の携帯だったと。しかしライアンは陽気だがマジメだったので彼女を助けようとするが唯一の連絡手段が携帯=回線が切れるともう一度そこへかけられないので・・・というのが話のフック。

ただこう書くとすんごいシリアスな感じのサスペンス映画に思えるんだが、主役のライアン君のキャラ設定がすごく明るいのと海辺の街で話が展開するせいか、あまり陰惨な雰囲気はなく、どうやってジェシカを助けるか、携帯を切らずに監禁先を突き止めるのかといった謎解きに観客は集中できる。

で、監禁した犯人グループのメイン人物がジェイソン・ステイサムなんだが、amazonプライムは彼好きだなあ(笑)というか彼の作品が無料視聴枠にすんごい多いんですよ。で、それらはどちらかというと主役の映画が多くて「型破りで粗暴だけど頼もしい主人公」という感じなんだが、こういう敵役で見ると、こいつすごいタチ悪そうでこんな敵として会いたくない感バリバリ(苦笑)。けど変に主役よりもこういう役のほうが実はステイサムには似合ってるんじゃないか?

そして話はお決まりのハリウッド映画的な犯人グループが実はーっつ!?というのを織り込んで、ラストめでたしめでたしで終わる基本的に終始ポジティブな感じの一本。最初は頼りない感じの、唯一味方になってくれる巡査部長もお約束な感じのキャラクターだが、お約束ゆえの安心感もあって嫌いじゃない。

大作!という感じでなくどちらかというと火サスとかあんな感じのスケール感の一本だが、けどそつなく作ってある一本で、悪くなかった。
後味悪くない感じで一本サスペンスを見たい場合にはおすすめできる一本。

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