【2016夏】青春18きっぷの旅・その2(弟橘姫命関連編)

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【その3】群馬県・中之条 吾妻神社

今回ここに行ってみたいな、というのが久々に18きっぷ投入の一つのきっかけではあった。

ここまで書いた弟橘姫命受難前後の場所と異なり、ここは日本武尊の東征ルート―おそらくその帰路―としての由来の場所かと。

ここから西へいった鳥居峠(碓氷峠説も)で日本武尊が「オトタチバナたん、ふぇぇぇぇん」といったかどうかは知らないが(苦笑)、このあたりで尊が亡き弟橘姫命を偲んだことから関東一体のことを「吾妻」と呼ぶようになったという説はそこかしこで目にする(東=あづま=吾妻とのひっかけが元かとは思うが)。事実この一帯は吾嬬という地名が多いし、あの嬬恋村もこの先だ。まあなにかしらの関連のある土地であるというのは言っていいだろう。

ちなみに何気に個人的にも群馬県初上陸。当日かなりの好天で空の青さと夏樹の緑のコントラストが素晴らしかった。目的地まではJR中之条駅から東へ幹線道路沿いに進みコンビニのある交差点で北上、そこから10分弱ほどで到着。ここも事前の予想に反してけっこうちゃんとした神社。本納のように社務所にきちっと人が詰めているような感じはなかったが、ちゃんと人の手が常に入っているのはわかる。面白かったのはおそらく神楽殿と思われる建物があったんだけどこれが高舞台というか2階建てっぽい作り。こういうのは初めて見たかも。境内は木が生い茂り、外の日差しに反してひんやりと。湿度も保たれているのかふとみた地面にはキノコが生えていた。また以前にちょっと書いたかもしれないが、動物やら虫さんが出てくると勝手に歓迎されてると思ってるんだが(苦笑)、ここではクロアゲハちゃんがご挨拶に来てくれた。

ここは境内もそうだが周りの土地の雰囲気がなにかすこぶるよかった。時期的にも稲穂がびっしりと実っていてトンボもあちこちで飛び始めていた。またここでは地図で見るともう一か所近くに神社があるようだったので行ってみる予定だったんだが、地図読み違え+電車の時間の関係で断念。ただその代わりに田んぼの間の道路のわきにほんとに小さなお稲荷さんらしき祠を見つけた。なにかすごく絵的に様になっててこれは得した気分。

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あとなぜか道路のあちらこちらでトーテムポールのような彫り物ちらほら見たんだがこれはアレか、やはりグンマーだからかどっかから腰蓑つけて槍持った人が出てくんのか!?(違
それはともかくここは少し電車の本数の関係で行動の予定が微妙立てにくかった。どうも近辺が温泉街らしいこともあってか食事できそうな店もちらほらあったんだが、昼食をとれるかどうか微妙な時間。ここは午後の予定もあったので現地でのメシは断念し高崎まで戻る。しかしその結果その日の昼が駅構内のフードコートの天そばという非常に敗北感のあるメニューに(泣)。

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