Bitter&Sweet/Aimer

標準

Aimerのライブチケットが予約含め予想通り全滅したので、ムカついて買った、反省はしていない(笑)。
しかしこうもあたらんとおっさんやひとりもんNGなんかと疑いたくなるな(泣)。いや観客席の景観のことを考えるとそれでいいとも思うんだがw

※冗談はさておき、実態はスタンディングにせずホール+公演の絶対数が少ないということが原因だとは思うのだが(^^;)

Bitter&Sweet
Bitter&Sweet

posted with amazlet at 15.01.11
Aimer
DefSTAR RECORDS (2012-12-12)
売り上げランキング: 16,056

発売順としては1stアルバムの後、RE:I AMの前となるが、メジャーデビュー前後の洋邦10曲のヒット曲をジャズアレンジでカバーした配信限定アルバム『Your favorite things』をベースとし、それに追加曲を数曲加えて1枚のアルバムとした形の一枚。そのため声が非常に若々しく、最近のAimerのもつ”迫力”の部分が押さえ目の代わりに”透明感”の部分がより楽しめる1枚。全16曲。


Aimerというアーティストの原形が意外にも良く見える1枚だった。

声が若々しいのがなんか新鮮、ということもあるがその選曲にも彼女の元々持っている指向性のようなものが見てとれて面白い。
当ブログでも彼女のアルバムを取り上げるとき、特に英詞の曲に対する印象として「アメリカンポップス的な」という書き方を何度かしたかと思うが、図らずもそれが間違ってなかったことを証明してくれたような結果だった―そう、アメリカンポップスのスタンダードが何曲か入っていてそれが素晴らしく良いのだ。

特にニール・セダカ作曲の作品との相性が飛び抜けていい。またこういったスタンダードポップスの定番ともいえるシュープリームスの『Baby Love』のカバーも素晴らしい。
事前情報はあまり調べなかったこともあって、こういう洋邦の比率とは知らなかったが結果嬉しい誤算となった。

邦楽としては自分が良く聞いたアーティストのものとしては『今宵月のように』(エレファントカシマシ)『強く儚い者たち』(Cocco)が収録されていたが、これもオリジナルにはかなわないまでもそのイメージを損なうことなく、独自アレンジで自分の世界として歌おうとしているのは良くわかり、好感が持てる。

ということで、もうとにかくこの1枚は彼女の英語詞の曲―それもできれば明るい曲調の幸福感の感じられるタイプの曲を堪能するための一枚と言っていいだろう。
なので邦楽カバーを期待して聴くと肩透かしを食らうだろうことはいちおうお断りしておく。

これは邦楽カバーがつまらないということではなく、単純に曲数とその比率の問題。加えてどちらかというと邦楽でチョイスされている曲はマイナーコード感が漂う系統の曲が多いような印象も受けるので、彼女のオリジナル曲の路線と比較的カラーが近い。となると、当然オリジナル曲のほうが迫力があるし、彼女ならではの色がより一層出ているので、新味さという意味では初回の意外感を楽しむ感じとなるのではないか。

それにしてもこのスタンダードポップスとの相性の良さは、ある程度予想していたとはいえ素晴らしいなあ。

澤野弘之氏との『Unchild』だかのamazonのレビューで「英語がヘタ!」(※)とか嫉妬感丸出しでトンチンカンなレビュー書いていた人がけっこういたが、耳かっぽじってこのアルバムの『Calender Girl』とか聴いてからにしろと(笑)。

以下にwikiより収録曲一覧を抜粋しておく。

1.リフレインが叫んでる (4:20)
作詞・作曲:松任谷由実、編曲:玉井健二, 百田留衣

2.L-O-V-E (2:57)
作詞:ミルト・ギャブラー、作曲:ベルト・ケンプフェルト、編曲:玉井健二, 小佐井彰史

3.Poker Face (4:14)
作詞・作曲:レディー・ガガ, RedOne、編曲:玉井健二, 古川貴浩

4.三日月 (4:43)
作詞:絢香、作曲:西尾芳彦, 絢香、編曲:玉井健二, 釣俊輔

5.Viva La Vida (4:44)
作詞・作曲:ガイ・ベリーマン、ジョニー・バックランド、ウィル・チャンピオン、クリス・マーティン、編曲:玉井健二, 古川貴浩

6.また君に恋してる (4:42)
作詞:松井五郎、作曲:森正明、編曲:玉井健二, 古川貴浩

7.強く儚い者たち (4:44)
作詞:こっこ、作曲:柴草玲、編曲:玉井健二, 古川貴浩

8.Calendar Girl (2:50)
作詞・作曲:ニール・セダカ, ハワード・グリーンフィールド、編曲:玉井健二, 古川貴浩

9.今宵の月のように (4:50)
作詞・作曲:宮本浩次、編曲:玉井健二, 野村陽一郎

10.Baby Love (2:41)
作詞・作曲:ラモント・ドジャー, ブライアン・ホーランド, エディ・ホーランド・ジュニア、編曲:玉井健二, 釣俊輔

11.Crazy in Love (2:47)
作詞:ビヨンセ・ノウルズ, ショーン・カーター, リッチ・ハリソン, ユージン・レコード、作曲:リッチ・ハリソン, ユージン・レコード、編曲:玉井健二, 古川貴浩

12.Precious (5:26)
作詞:野口圭、作曲:田中隼人 、編曲:玉井健二, 古川貴浩

13.Breaking Up Is Hard To Do (2:22)
作詞・作曲:ニール・セダカ, ハワード・グリーンフィールド、編曲:玉井健二, 古川貴浩

14.I Will Always Love You (3:49)
作詞・作曲:ドリー・パートン、編曲:玉井健二, 古川貴浩

15.Change the World (3:43)
作詞・作曲:トミー・シムズ, ゴードン・ケネディ, ウェイン・カークパトリック、編曲:玉井健二, 古川貴浩

16.Orion (5:44)
作詞・作曲:百田留衣、編曲:玉井健二, 古川貴浩


Bitter&Sweet
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Aimer
DefSTAR RECORDS (2012-12-12)
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(※)ぶっちゃけこの原因は「歌った時の語感優先」という作詞に原因があると思う。推測だがあまり普通でない言葉の並べ方してるんじゃないかな。


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