『シャドー・メーカーズ』

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くっそー、こんなやつらに何十万人もの日本人が殺されたと思うと、ほんまムカっ腹たつな。

シャドー・メーカーズ [DVD]


史上初の原子爆弾の開発史を、その中心人物であったオッペンハイマーとグローブス将軍を中心に描いた作品。’89年アメリカ映画。

原題は『littleboy and fatman』。
(ご存知のように広島・長崎にそれぞれ落とされた原爆のコードネーム)


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『プライドと偏見』

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月極めレンタルで。キーラ・ナイトレイ美しすなあ・・・。

プライドと偏見


ジェーン・オースティンの著名な古典が原作ということだが、作品として接するのはこれがはじめて。

イギリスの、娘ばかりの貧乏貴族の子女たちが、それぞれの相手を見つけるまでのある種の群像劇だが、すごく普遍性の感じられる物語。
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SAW

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月極めレンタルで。
自分の契約は「月4本=980円」のヤツなんだが、これまで取り上げていたのと並行して、本シリーズ見てた感じ。

SAW ソウ

二人の男は、気がつくと鎖につながれ、廃墟の一室と思われる部屋で監禁されていた。
部屋には他に一つの死体と拳銃、そしてマイクロテープレコーダ。

「ゲームをしよう」

再生したテープには加工された男の声でそう吹き込まれていた・・・。

とまあ、そんな感じの第一作から始まるシリーズで6,7本あったのかな?
1作目は確かに作劇として、これまでのホラーと違う心理戦的な側面とギミックを取り入れた一つのジャンルをつくったと評価してもいいかもしれない。

ただこの手のシリーズものにありがちな話で、以降本数を重ねるたびに作品の質としては、アップダウン―ほぼ右肩下がり(苦笑)。

それでもなぜ借りてみようか、という気にさせるかというと、やはり「内容」ではなく、物理的な技術としての演出やシナリオが「システム」としてよく出来ているからだろう。

これはある意味電気回路の設計に近いような、”技術”の力だ―そしてハリウッド製のそれは非常に良く出来ている。
この点改めて感心した。

しかし内容としては、せっかく”心理戦”のファクターが大きく作品構造に組み込まれているにもかかわらず、一作目をのぞいてある種の浅薄さを感じ得ない。

以下、その理由を―。


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ショーシャンクの空に

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月極めレンタルで。

ショーシャンクの空に [DVD]

悪くない映画だったが、口コミでじわじわ広がったらしいというのには「?」な映画だった。

公開当時なら旧来の”刑務所モノ””脱獄モノ”とはちがった文法を示したということで、意味があったのかもしれない。
ただ、そこに深い人生のなにかを豊潤に含んでいるか、というとそのレベルの映画ではない。

ただ、それなりにいろいろと読み取れる映画ではあった。
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