信長と信忠/鈴木 輝一郎

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先日読んだ『金ヶ崎の四人』の各キャラクターの切り口が新鮮だったので、続けて電書版で読んでみた。

信長と信忠
信長と信忠

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鈴木 輝一郎
毎日新聞社
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天下布武を目指し着々と全国へその覇を広めんとする織田信長。しかしその彼生い立ち―その多くは血のつながった肉親との血みどろの争いだった。そんな彼が息子たちを持ち、親の立場となった時―そこには、それぞれの息子たちの将器を見、時に失望し時に嫉妬する―その自身の葛藤にすら気付かず翻弄される信長がいた。

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金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康/鈴木 輝一郎

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最初は史料を元にした新説の一冊かな、と思って購入したが小説。その時点で「あ、こりゃはずしたかも」と思ったらさにあらず。

たぶん信長や秀吉、光秀を追っかけるなら必ず出てくるいわゆる”金ヶ崎の退き口”を新規な切り口で描いた非常に面白い一冊だった。

金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康
鈴木 輝一郎
毎日新聞社
売り上げランキング: 70,234

京に入り足利将軍を擁したとはいえ、いまだ天下布武の道半ばにある信長は、京の目の上のたんこぶとも言える越前・朝倉勢を攻めようとする。しかしその攻略の必須条件は北近江・浅井勢の同調―それがないと北上する軍勢の横っぱらを浅井が突くことになるからだ。いまだ武勲はないがその交渉力で対浅井の調略を行っていた秀吉、味方でありつつも信長を疎ましく思い暗躍する足利将軍の名代・光秀、そして織田の最大の同盟の盟主とも言える家康―信長の「浅井は敵対せぬ」との観に背き、彼らの側面を浅井勢が襲う。その報を受けて信長は全ての兵を捨て、単騎京へと脱出する。結果、後に天下を順に治めることになる三者は残された寡兵をもって襲い掛かる浅井・朝倉勢相手の壮絶な撤退戦を開始した―。

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もうひとつの三峰(杉並編)

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数年前のいまごろ秩父の三峰神社まで行ったので、今年も行ってみっかー!と思ってたが見事寝過ごしましてよ?(苦笑)。
あそこは秩父までならともかくそこからバスが1時間ほどあるので無理ぽ・・・とすっきりあきらめ、残っていたもう一つの三峰にいってくることにした。

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