これは見ておいたほうがいい

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長い。けどこれは見ておいたほうがいい。

groove japan

クラブソニックいわき でのトーク from groove japan on Vimeo.

特に家族を持って、子供を持っている家庭の人は絶対見ておいたほうがいい。

長いのでラジオ代わりに音だけ流すとかでもいいと思う。

最初はもっと胡散臭いのかな、現実論だけを語る人なのかな、と話半分で聞いていたが、厳しい現実を冷静に押さえた上で、あえて希望を語ろうとしている。

「けどそれって現実的じゃないよね」とかニヒってる態度がさもクレバーかのように勘違いしているアホどもと違って、この厳しい現実を踏まえ、それでも希望を捨てず、語っていこうとするのは凄いと思う。

自分の持ってる漠然とした認識の甘さの部分も良くわかった。

というか、本来はこれぐらいのパワーを持って、それぞれの論者は自分たちの論を語らないといけないはずなんだよね。

人ならではの小さい弱さも、だけど希望を見ようとする善性の部分も、その混沌全てひっくるめて人間だ、という認識がないといけないと改めて感じた。

見て、聞いてみて、自分のなかに生まれたモヤっとしたもの―それを大切に。

それぞれの、そのモヤっとしたものがきっと”この先”を生きていくための大きなヒントになると思う。

グローバリズムの影で―真の国際化とは?

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書名と内容が羊頭狗肉なのは毎度のことだが、ぽろっと読むのにはちょうどいいんだよな。

意外に日本人だけ知らない日本史 (講談社プラスアルファ新書)

以前に一度も植民地になったことがない日本という、同著者の本を読んだことがあって、それなりに楽しめた。

前著と同じく、繰り返し読めるタイプの本ではないんだが、気楽に読めることと、最近国際化ってなんだろうと考えることが多かったので、久しぶりに。

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「日本男児」という生き方

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うわー!?、ほんと面目ない。

そうとしか申し上げられません。

「日本男児」という生き方


戦没者の遺骨収集などの活動もされているフリージャーナリストの笹幸恵さんの一冊。
戦没者の慰霊活動や軍関連をフィールドとされている方だけあって、かつてのホンモノの「日本男児」を多く目にされたその目からの現代における「日本男児」論。2時間もかからず一気に読んでしまった。

いや、痛い、穴があったら入りたい。

それぐらい素晴らしい男性論であり、かつ女性論でもありました。
戦没者云々というとすわ「”右”か!?」というバカタレもいるかもしれないけど、一冊を通して凄く健全で”あたりまえ”のバランスで、いまこの2011年ならではの「男子たるもの」について語っている一冊といっていい。
以下目次だけ抜粋する。

・第1章 男の背中
・第2章 辛くとも「死ぬわけじゃない」
・第3章 動じない心
・第4章 俺がやらねば
・第5章 女におもねる男なんて
・第6章 デキる男は「聞き上手」
・第7章 傷ついてこそ人生
・第8章 潔さという美学
・第9章 「お姫様」は幸せか
・第10章 その志は本物ですか?
・第11章 人との「会話」ができますか?
・第12章 何のために偉くなる?
・第13章 やせ我慢ができてこそ
・第14章 逃げ道をつくるな
・第15章 転がす女、転がる男
・第16章 現代版「男尊女卑」のススメ
・第17章 半径50メートルの外へ出でよ

その語られている姿と我が身の乖離に、ただただ深く恥じ入るばかり。

たぶんいまの世の中がどうしようもなくなっているのは、ここに書かれているような男がいなくなってしまったからだろうな。

そら女も女やってる甲斐ないわ。
面目ない。

せめて自分は我が身の未熟を認めたうえで、早く自分の”現場”を作り上げたい。
そう思いました。覚悟、覚悟だよなぁ。

すぐにできることには限りがあるが、せめて背筋を伸ばすことからはじめよう。
今は至らずとも

「男子たるもの」

そういう志を持っていたい諸兄には必読の一冊。

愛・・・だなぁ・・・

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不覚にもこんな素敵な文章があるとは知らなかった・・・。




 ヘルンは虫の音を聞く事が好きでした。この秋、松虫を飼っていました。九月の末の事ですから、松虫が夕方近く切れ切れに、少し声を枯らして鳴いていますのが、いつになく物哀れに感じさせました。私は『あの音を何と聞きますか』と、ヘルンに尋ねますと『あの小さい虫、よき音して、鳴いてくれました。私なんぼ喜びました。しかし、段々寒くなって来ました。知っていますか、知っていませんか、直に死なねばならぬと云う事を。気の毒ですね、可哀相な虫』と淋しそうに申しまして『この頃の温い日に、草むらの中にそっと放してやりましょう』と私共は約束致しました。



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