悪い本ではなかったが、自分的には若干浅く感じた。
日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体 (講談社プラスアルファ新書)
深尾 葉子 (著)
最近、景気の不透明さのせいもあって、あるアンケートだと女性の専業主婦願望への回帰傾向が見られる、という報道を目にされることもあると思うが、本書はまさにそういった事情の背景にあるものを裏書している一冊だろう。
曰く、パートナーとなる男を数々の約束―箍(たが)で縛り、その男のサラリーや社会的なリソースを吸い尽くす。
箍で縛るが故に「箍女(タガメ)」、捕食されるが故に「カエル男」。
その歪さの根底にあるのはなにか?ということを問い掛けている一冊である。
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