とりあえず読んだけど詳しく感想書いてるヒマがないので、備忘録的にだけあげておく。
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文藝春秋
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とりあえず読んだけど詳しく感想書いてるヒマがないので、備忘録的にだけあげておく。
先日のKindle角川70%OFF祭りにて。
以前いろいろと物議を醸す発言をされたことのある著者だが、先日お亡くなりにと聞いたこともあって読んでみた。
四国に古くからある”狗神筋”の伝承―。過去にある過ちを犯してしまった美希は、それから不惑を過ぎるこの歳まですべてをあきらめるかのように生きてきた。そんな彼女の前に魅力的な若き教師・晃が現れる。周囲からの孤立感をずっと胸に生きてきた二人は、いつしか激しい恋に落ちるが―。
正月ボケかなかなか頭が動かないので、なら割り切って読書でもするか、ということで。
シリーズ全4冊を2日ほどで。
医の道を志し、叔父を頼って江戸に出てきた登だったが、肝心の叔父は酒びたり、叔母はこき使い、いとこのおちえは女友達とともに遊びまくっている始末。叔父の代診や叔母からの雑用にこき使われ、やわらの道場に通うのにも一苦労。さらには伝馬町の牢屋敷の獄医も叔父の代わりに務めることになった登だが・・・。
一昨年父が亡くなってから、身近な人の死を扱った本に手を出すことが増えたが、そういった中の一冊。
母子寮前 小谷野 敦 (著)
これも一つの親子の形。親御さんが生きている方は読んでおくといいと思う。
母子の愛情とそれに反しての父とのそれの無残さ。
人によって読み取れるものは違うだろうし、見えてくるものも違う一冊だと思うが、ここに書かれているのがある種の真実であるが故に、その読者それぞれが受け取るものも、決してまがいものではない、そう思う。
繰り返しになるが、親御さんが生きている方は是非読んでおくといいと思う。