【レビュー】『初情事まであと1時間』(1、2巻)『もしも部』ノッツ

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これもだいぶ前に出版されていたやつだが未レビューだったので取り上げておく。両作品ともノッツ作品らしい作風は健在だが、両作品を同時に読んだことである意味マンガ家としてのノッツ氏は良くも悪くも過渡期にあるのかな、などと想像もしてみたり。

『初情事まであと1時間 1 (コミックフラッパー)』

『初情事まであと1時間 2 (コミックフラッパー)』

『もしも部 (バンブーコミックス)』



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【レビュー】『SONG BOOK』、『カタワレノワレワレ』ノッツ

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シンガーソングライティングマンガ家(笑)、ノッツ氏の新作。
先月末に2作同時発売だったので2本まとめてレビューしておく。

『SONGBOOK (IKKI COMIX)』



社会への入り口と恋の間で翻弄される若者たちの姿を連作短編という形で切り取って見せた『SONG BOOK』。双子の兄弟、姉妹同士がであったらそこにどういう物語が起きるのか―双子というある種自分の鏡でもある存在を通して、あるカップルの葛藤を描いた『カタワレノワレワレ』。その音楽・コミック双方を通じて発揮される、ノッツ氏の最大の武器とも言える”ある瞬間”を切り取る能力が思う存分に発揮されている、甘く切ない作品群である。

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【レビュー】『ソラミちゃんの唄 2巻』ノッツ

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史上初(?)の引きこもり浪人生DTMマンガ、すぱっと本巻にて完結。

『ソラミちゃんの唄 (2) (まんがタイムKRコミックス)』



引きこもり浪人生のソラミちゃんはきょうも仲間たちと楽しく家ごもり(笑)。しかし夏も過ぎ、季節は徐々に受験シーズン本番へと進んでゆく。そして本番直前、ついに楽器を封印してまでセンター試験にのぞむソラミちゃんだったが・・・。変わってゆく彼女の前にソラミちゃんの親友たちもまたみずからの姿を見つめ、変わっていこうとする。宅録青春群像劇、ここに完結。

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【レビュー】『ソラミちゃんの唄』ノッツ

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ふー、これもかなり遅れてのレビュー。
いまも音楽活動は継続しているようだが、いまやすっかり立派なマンガ家さんになってしまったノッツ氏最新作。
しかしノッツさん、いつのまに23歳Dカップ女子大生になってんすか!?(表紙帯裏著者プロフィール参照:笑)
これはやっぱり「センチメンタルだった」から?(爆笑)

『ソラミちゃんの唄 1巻 (まんがタイムKRコミックス)』



ミュージシャンだった父の血をひいて、宅録大好きなソラミちゃんは今日も絶賛引きこもり中。しかし彼女の周りには幼なじみのさっこ、マンガ家志望のフミリン、ストーカーっチックなソラミちゃんファンのネモちゃんたちがいて、いつもにぎやか。
しかし、なぜか母子ふたりだというのにお互い顔を合わせるのに照れるお母さんとは壁越しにしか話せない。そして大学浪人という立場なのに今日も作曲は絶好調!

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【レビュー】『クルミくん NO FUTURE』ノッツ

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基本的に下ネタはあんまり評価することないんだが、これは素直に面白かったので購入(笑)。

『クルミくん NO FUTURE (IKKI COMIX)』




ふつうの学生にみえる伊丹未来(クルミ)、じつはある研究施設から逃げ出してきた予知能力者だった。同じ授業をとっているかわいくて性格のいい栗ちゃんとも仲良くなれそうだが、彼には組織からの追っ手が迫っていた。あたえられた予知能力で未来はわかるのだが、なんとその発動条件というのが・・・・・。


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