書いた責任上追記

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前の記事で書いた(引用した)責任上、以下変化があったので書いておく

避難基準下回る=飯舘村の放射性物質―IAEA

避難基準下回る=飯舘村の放射性物質―IAEA
時事通信 4月2日(土)6時5分配信

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)は1日、福島第1原発の北西約40キロの福島県飯舘村で検出された放射性物質のレベルがIAEAの避難基準を下回ったことを明らかにした。
 IAEAは3月30日、同村の放射性物質のレベルが避難基準の約2倍に達したと発表。同原発から20キロ圏内を避難地域、20~30キロ圏を屋内退避地域に指定している日本政府に対し、状況を注意深く評価するよう求め、事実上、避難地域の見直しを促していた。
 IAEAは30日の記者会見では、放射性物質の測定値を1平方メートル当たり約200万ベクレルと発表したが、その後、同約2000万ベクレルに修正し、この物質はヨウ素131だったと公表した。担当者は1日の会見で、「ヨウ素131は平均約700万ベクレルに下がった」と説明した。
 IAEAは新たに原子炉の専門家を日本に派遣。福島第1原発の状況をめぐり、4日から経済産業省原子力安全・保安院や東京電力と協議する。IAEAは既に、放射線測定や海水の放射性物質分析の専門家を日本に派遣している。 

まあ下がったといっても700万。
しかし福島第一がちゃんと対処されていて、追加の放出がない、とすれば8日という半減期に従って急速に下がっていくだろう。
(あくまでも「追加」が放出されないのが前提だけど)

ちなみにこういうサイトがあったので700万てどれくらいのものか計算してみた

計算式: 7000000.0(Bq/kg) x 7.4e-09(Sv/Bq)
0.0518(Sv/kg)(シーベルト/kg)
51.8(mSv/kg)(ミリシーベルト/kg)
51800.0(µSv/kg)(マイクロシーベルト/kg)

日本政府による避難基準は、外部被ばくが100ミリシーベルトらしい。
単位が/kgへの変換なので、現場での空気中での影響がどのぐらいのものかは不明。
しかし逆にいうと、土壌kgあたりこれぐらい出てるといえるのかもしれん。
(上述のように半減期があるので右肩下がりには減っていくはずだが→ただしヨウ素のみの場合)
単位が揃えられないのがすっきりしないが、その上であくまでも福島の―おそらく最も状況の悪いところのひとつでの数値ということも付け加えておく。


あと同じく以前のエントリでソフトバンク孫氏の基本スタンスに対する擁護的な一文を書いたので以下も一筆しておく。

基本、氏のスタンスに対する擁護(人情的な側面として)は変わっていないが、現状の氏の状態は、冷静に見てやや心神耗弱気味の傾向はある模様。

その点は頭に入れておく必要がある、というふうに認識は改めた。

しかしこれも元々、他者の発言は受け手がそれぞれの取捨選択で判断すること、とわかっている人には無用の追記か。
(これは心情的な擁護の有無とは別の次元の話)
ただ書いた責任上いちおう一筆しておく。

あと出しジャンケンに負けないために

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昨日、都内23区はじめ東京都下の水源で基準値超えるヨウ素検出との報道があり、乳幼児の摂るものには使用を控えろとの報道がありました。

大人に関しては例によって「直ちに健康に害を及ぼすものではない」の決め台詞が。

基本、その情報で公式発表としてはいいと思うんですが、基本ここまでずっとマズい感じの数字は「あとになって」
出てきています。

これをして「政府やマスコミは何かを隠してる!」と憤慨している人もいるみたいですが、自分は「確かなことを確認して言えるまで情報が整理できていない」んだと思います。

※なので上杉隆氏などフリージャーナリストは「考えるのは受け取る側がやるので、まずわかってる数値をそのまま出してくれ」といってるわけですね→しかし記者クラブ以外のフリーランス(含む海外メディア)はここまでほぼ締め出し。

基本、情報が上がってくる側に悪意はなくとも、現状「あと出しジャンケン」の状態です。

それをそのまま受け取って心穏やかに過ごすのも、万が一のことを考えて備えておくのも自己判断。
各自のお好みで。

ただ自分は自分の知っている人たちにはあとで後悔してほしくないと思うのでこういっておきたいと思います。

「想像力を働かせて、自分でできる程度の備えはしておいてほしい」と。

なにもあわてろといってるわけじゃなくて、ちょっと考えてみて、っていうことですよね。
わかっている事実と、ふつうに想像力を働かせればわかること―。
そこは考えておいてもいいんじゃないか。

今回の水の件にしても、あんだけハデに核物質固まってあるところで爆発があって、一つも周りに飛び散らないはずがない。

ましてやいまも天井あきっぱなし―青天井でっせ?
おまけに炉内の圧力を下げるために不定期に弁を開けて内容物を放出している状態。

そういうことを普通の想像力で考えれば、周りへの拡散→水源やられるかも→水は貯めておいた方が、ぐらいは想像できますよね。

そういうことです。

で、ここから先もおなじです。
雨で空気中に漂っていた放射性物質が落ちてくる→水が集まる→一緒に放射性物質も集まる。
なので雨の日は数値が上がる、というのも想像できる。
そういったものが集積される場所なので水源地でも検知された、そういうことでしょう。
それが正直成人にどの程度影響与えるのか素人には判断できません。
ましてや間違いなく「それが全て」といえる状況でもないです。
だから臆病なのではなく謙虚ということで行きましょう。
どんなに情報仕入れても所詮我々は「素人」です。

なので、素人は素人なりに自然な想像力を働かせて、今後のプロセスを考えてみる。
わかっている事実はこれで、そこにどういうリスクがあるのか、と。
それを込みで行動する癖はつけておいたほうがいいと思っています。

これから先の放射性物質の蓄積などもそうです。

悪いほうに行かなければそれに越したことはない。
けれど悪いほうに行った場合、悔し泣きや泣き寝入りをしないためにも「ほんの少しの想像力」は必要かと。
そして、逆にいうとそういう「普通の想像力」で備えることで防げることはたくさんあると思います。

噂には聞いてたがこりゃ凄い

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HONDAとgoogleで作った被災地までの道路・通行実績マップ。
http://shinsai.mapping.jp/


(プラグインのインストール要求してくるが指示に従えば問題なし)


噂には聞いていたがこりゃ凄い。


チェック入れるだけで避難所情報やらが一発で・視覚的にわかる。
で、おそらく青い線になっているところが通行可能実績のある道路ということなんだろう。
加えて現時点ではHONDAの情報だけでなくTOYOTAも情報提供している模様。

こういうところはやっぱりGoogle凄いな。
あと自らの「自動車メーカー」という出自を踏まえた貢献をしたHONDA、TOYOTAの両社もGJ、素晴らしい。

知らず知らず

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まだ状況は進行中ですが、ようやく第一フェーズは通過したような感じか。
もちろんまだ油断できないし、むしろこれからのほうが長いのだが。

今日はなんとなく軽めに胃が痛くて、それで自分も知らず知らずけっこうダメージ貯めてたんだな、と知った感じ。
個人的な事情が重なっていたというのもあるが、ようやく身体のほうもそういうサインを出せる状態に戻ってきたのか、と。
(それでもちゃっかり晩ごはん食べましたけどね!)

原発・放射線に関してはまだはっきりしたこといえないし、電気の問題の先には景気の問題も控えている。
(もちろん自分たちのそれなんて被災地の方のそれとは比べるべくもないが)

けれどみなさん、なるべく自分の心に疲労をためずに行きましょう。
あなたが悪いんじゃない、たまたま天がそういう運をあなたの前に示しただけだ。

そして昔からいうじゃないですか

「天はそれを乗り越えられる人を選んで試練をその人に課す」って。

心配するな、なるようになる―。

いまはそういう気分です。