月極めレンタルで。マデリーン・ストウ様がお美しくてお美しくて・・・。
バッド・ガールズ
新参の娼婦が客に絡まれ、成りゆきから古参のコーディはその男を撃ち殺してしまう。
縛り首にされる寸前、彼女は助けた娼婦を含む3人の仲間と脱出、助けたアニータの死んだ夫がもつ土地の権利書を頼りに4人は逃避行を続ける。しかし、捕まった仲間を助けるためにコーディの昔の男・キッドという悪党を頼ったばかりに、物語は最悪の方向へ―。
女ガンマンものの傑作といえば、シャローン・ストーンの『クイック&デッド』というのがあるが(これはキャスト・監督とも超豪華な一本)、けっこう好きな一本で。
ただし、あの西部開拓時代でシャロン・ストーンの演じる女ガンマンは、ちょっとストイック、というか強すぎる(精神的に)な感じで、悪くはないが、やはりある種のファンタジー的な感じがする。(そこが良くもあるんだが)
で、本作は主人公たちが元娼婦という点で、それよりははるかに地に足が着いている、というかあの時代、なんの資力もない女性が一人で生きていくには、そういう選択肢しかなかっただろう。
そのせいか、本作は『クイックアンドデッド』よりもややハードボイルドで、女の弱さ、その弱さゆえに強くならざるを得なかった部分が描かれていて、なかなかの一本。
もちろん女性たちが主人公ということもあって、華やかさやギャグっぽいシーンもあるんだが、そこを主演のマデリーン・ストウの陰のある美貌がぐっと引き締めている。
主演キャストの配置や、エンディングの持って行き方から興行収入次第では続編も考えていたんではないかな、残念ながらそうはならなかったようだけど。
いやーだけどきりっとした、かつアクティブなマデリーン・ストウの美しいこと美しいこと。
日本には残念ながら、こういう知性を感じさせる美貌の”大人”の女優さんというのは皆無だね、全滅といっていい。
年端も行かない有象無象の娘さんたち並べてわーきゃー言ってるのは、かなり病的だと個人的には思うんだけど、たぶんそういう瘴気の中にいる人たちは、その自覚はないんだろうな。
そういう文化は、いっそのこと作中に出てくるガトリングガンで掃射していただきたい(笑)。
つらいぞ?ほんとうの”大人”のいない世の中というのは?