リベリオン―反逆者

標準

月額レンタルで。昨年のばたばたで規定枚数は見れてないわけだが、その分はちゃんと期間分の枚数は貸してもらえる模様。

月4枚というのは、見すぎず、気分の切り替えの意味で見ている自分にとっては、いまのところちょうどよい枚数。

リベリオン -反逆者-


元はといえば、これを見て元ネタの作品だというので、気になって借りてみた。
ガン=カタという発想はいかにもマンガ的で面白い。

第三次大戦を経た世界は、その反省を踏まえ、その原因となる感情や情動といったものを、定期的な薬物摂取を市民に強いることで、徹底的に排除していた。

またその”感情”を揺さぶるもの―絵画や音楽といった文化的なものを徹底的に、摘発・破棄する「クラリック」という護民官を設け、日々摘発を続けていた。

コンビを組んでいた同僚が”感情違反”―押収した詩集を隠し持っていた―を犯したため、自らの手で処刑してしまったクラリック=プレストンは、その日を境に徐々に変調をきたし始める。

いつのまにかやめてしまった定期的な薬物の接収、文化財を隠し持っていたある女性との出会い、そして摘発した感情違反者たちのアジトに飼われていた子犬を見たとき、ついに彼も一線を越えてしまう・・・。

全く知らない作品だったんだが、見てみると最近活躍もはなはだしい映画界のスティーブ・ヴァイことクリスチャン・ベール主演じゃありませんか(笑)。

こんな作品にも出ているとは、ちょっと意外だった。

しかしどうもこれが”アクションもできる俳優”としての彼の出世作だったらしく、その後のバットマンシリーズ、T4などへと道を開いた模様。

映画としての内容は、良くある超管理型未来社会―ディストピアへの反逆、というここ最近見た「イーオンフラックス」や「THX-1138」と同系統の内容。その点においては特に目新しいものはない。

なんといってもこの映画の特色は、銃を使った格闘術―ガン=カタにあるだろう。

要するに、銃を持ちながらカンフーをやるような格闘術で、マンガ的とはいえ、ケレン味があってアクションとしてはなかなか見ごたえがある。
(ただし真面目に映画を見たい人からすると思わず笑っちゃうだろう)

なんせ語源が「銃(ガン)=形(カタ)」だもんな(爆)。

本作でのガン=カタの挙動は、上記のMMDのムービーがかなり正確に再現しているので、興味のある方はご覧になってみてください。
(どういうもんか一応わかります)

まあ、そういうアクションを、特に深く考えずみてスカッと楽しむ、そういう楽しみ方をする映画、ということでよくできていると思う。

クリスチャン・ベールは体格が良くて、よく鍛えてあるので見栄えがする。
とくにクラリックの黒ずくめの制服は、立った襟首のデザインで非常に良く似合う。

で、彼が翻心するきっかけがなあ―犬、子犬(笑)。

けれど、なぜかクリスチャン・ベールは猫ではないよなあ、犬だよなあ、確かに。

となぜか心の中で納得するものがあったのでした。

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