神さまが嫌う最悪参拝 仏さまが喜ぶ最良参拝 (講談社+アルファ新書)

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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
新年ということで新年のお参りに行く方も多いかと思うので新年一発目はそれがらみの一冊を。

神さまが嫌う最悪参拝 仏さまが喜ぶ最良参拝 (講談社+α新書)
講談社 (2013-02-15)
売り上げランキング: 107,365

自分は最近良く趣味的に神社にお参りするようになったんだけれども、そういうこともあって改めて参拝の作法って正式にはどうなんだろう?というのは前から気になっていて。
もちろん厳密にどうこうやろうとする気はさらさらなくて、ただお参りする神様に失礼にならないようにしたいなあという程度。そういうこともあって電書のセールがあったので本書を読んでみた次第。

この本はそういったまさに神社仏閣の参拝に関しての作法や巷にいわれている俗説に関して雑学的に紹介しつつも、肝心なところはちゃんと宮司さんなどに確認をとったうえで正しくはこのようだという形で紹介してくれている。
これは個人的な印象なのだが、面白いのはやっぱりそういう参拝の作法というのがありつつも最後は神様への敬意がちゃんとあればいい的なゆるやかさがあるように感じたこと―特に所々で出てくる宮司さんとのやりとりにそういう印象を受けた。元々神道は「払う・清める」というのが最大のポイントで、それ以外のところは大らかな気がしていたのでそう読めたのかもしれない。

そして本書のもう一つの特徴はそういった作法の部分以外に「おみくじ」についてけっこうな分量を割いていること。
たとえばおみくじは木に結ぶのが良いのか持ち帰るのが正しいのか、吉や凶はどう判断すればよいのかなど誰もが一度は一度は疑問に思ったことがあるであろうことについてきちっと言及してある。
これは自分も知らなかったんだけど、寺院と神社ではおみくじの系統自体がちがうのね。ちなみに寺院のほうは「元三大師御籤」というのを採用しているところがおおく、漢文ベース、比率としてしっかりと凶も含まれているとのこと(苦笑)。ただ凶が悪くだけ取るのは間違いということもきちっと説明してあった。

自分は趣味でお参りする時はほとんど神社系なのでこの系統のおみくじにはあまりご縁がなかったんだが、そういや以前会社を退職した前後にお参りした高幡不動で、意気揚揚とおみくじ引いたら「凶」でてずーんと落ち込んだことありましたわwそういうこともあって無意識に神社ばっかり行ってるのかもしれない(苦笑)。冗談はさておき神社系のおみくじは和歌がついていてそこに大まかな諭す文章があるのが個人的にすごく気に入ってます。

ということで本日元旦もこのあと初詣に行ってこようかと思うんだけど、さて本年一発目はどんなおことばを神様から頂けるのやら。

では皆さま本年もどうぞよろしくお願い致します。



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