マイノリティ・リポート

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月極めレンタルで。
ディック原作、スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演という割には”ちょっとした佳作”に収まっている一本。

2054年、未来予知と個人情報の管理により、ワシントンDCでは劇的に犯罪を減らすことに成功していた。その未来予知システムを使った捜査局の主任ジョンは、ある日その未来予知システムの中に、自身が殺人を犯す姿を捉えてしまう。

なんとか逃げ出すも、自分の元同僚たちに追われるジョンは、システムの開発者の示唆により予知システムのコアである「プリコグ」の一人、アガサを連れ出す。アガサの記憶、そして亡くした息子への想いを絡め、事件は意外な人物へとジムを導いてゆく。
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ヒッチャー

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月極めレンタルで。
『ブレードランナー』でその独特の雰囲気で圧倒的な存在感を放っていたルトガー・ハウアー全盛期の一作。
ヒッチャー

シカゴからカリフォルニアへ車の陸送をしていたジムは豪雨の中、一人のヒッチハイカーを拾う。しかし男は徐々にその異常性を現し、ついには彼にナイフを突きつける。

隙を見て男を車から突き落としたジムだったが、そこからが悪夢の始まりだった。


いやー生身でありながらターミネーターに迫る執拗さ、さすがハウアーさんやでえ!?みたいな(違

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ヒアアフター

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月極めレンタルで。

ヒア・アフター



昨年春公開の一作だが、冒頭のシーンと3.11が被るということでイーストウッド作品の割には短期間でフェードアウトしたように記憶している。

フランス、イギリス、アメリカのそれぞれを舞台に、死後の世界を垣間見た人たちが偶然に導かれて交錯する様を描いた作品。
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ナイトウォッチ

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ロシア版MATRIXといわれる一作。月極めレンタルで。

ナイトウォッチ


あらすじは省略(苦笑)。
ロシア版MATRIXといわれているそうだが、それは主に視覚イメージのカットと、連作長編の構造を持っている、という部分だろう。

内容的にいえば、そのおおよその作風というのは、菊池秀行氏あたりの小説からエログロを抜いた感じの伝奇もの―あえていうならMATRIXよりもアンダーワールド的な世界に近い。
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はやぶさ―遥かなる帰還

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法事その他で大阪に帰ってたんだけども、その〆に、ということで久々に大阪で映画でも見て帰るか、と。
ちょうど新しくなった大阪駅の駅ビルのなかに映画館があるというので、見物がてら見てきました。



はやぶさ関連の映画はこれ以外にも数本製作・公開されていて、正直どれを観にいけばいいのか迷っていた。

前述のように、たまたま実家に帰っていたので、TVのない自宅と違いなんだかんだで朝のニュースなどをTVで見てると、そこで主演の渡辺謙氏のインタビューがあり、ちょうどいま公開中である、ということも手伝って本作を選んでみた次第。

結果、正解でした。

まずいえることは、この映画、非常にストイックな作りである、ということ。
ハリウッドばりの過剰な演出や、その演出を盛り上げるための過剰なBGM的なものが一切ない。
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ビッグフィッシュ

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月極レンタルで。以前から気にはなっていた一本だが、まさかこのタイミングで見ることになるとは思ってなかった。

ビッグフィッシュ


かなり被るところがあった。
ただ、ああいう”おはなし”でもよかったので、もっともっと話を聞いておけば・・・というのがいまの嘘偽らざる実感。

本人にとって、本作のエンディングのようなラストであってくれたならよいのだが。
ティム・バートンもこういう時をくぐって、この作品を作ったのかな。

わかってても、やはりラストには泣かされましたな・・・。