それでも日本人は「戦争」を選んだ

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途中までは、途中まではものすごくよかった。
それだけに後半がな~!?


それでも、日本人は「戦争」を選んだ


日清戦争から第二次世界大戦まで日本の戦争を考察した一冊。

授業形式をとり、実際に神奈川の栄光学園の生徒さんたちを相手に行った五日間の授業を元にしている模様。
いいな、こういう授業をうけられる生徒は心底うらやましい。

著者がきちっと歴史研究の最前線にいらっしゃる方で、そこを活かした、通常のとおりいっぺんな歴史解釈ではなく、専門的な普通はあまり目にすることのない史料を駆使して、これまでと違う視点から歴史に光を当てていく一冊。

この点すごく面白いし、本来歴史教育というものはこうあるべきだろう。
授業形式ということで生徒の質疑応答も交えているが、これも素晴らしい。
(ただこの生徒さんがたのレベル高杉www)

で、第一次大戦のあたりの解説まではすごくよかった。

―んだが、日中戦争、第二次世界大戦のあたりになるとちょっと文章の性質が変わってくる。


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三十代以上の人は必読

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TVや新聞でニュースを追うことをしなくなった。
なぜならそこで語られている多くが”事実”ではなく”物語”になってしまっているから。

物語にはかならず語り手の”目線”がある。
事実それが”物語”であるならそれでいい―だがニュースは物語ではないのだ。

それでは困る―。



日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)



常々日本のいろんな問題を考えるときに思っていた。客観的な―ベースとなる数字や基準があまりにも曖昧だ、と。

そして事実としての数字ではなく”情緒”や”気分”で語られすぎている、と。

残念ながら自分には本書に書かれている”事実”や”数字”を厳密に検証する能力はない。
ただし、本書のスタンスは<シンプル・ロジカル>に考えるだ。

そういう意味で、ようやく自分の欲していたスタンスで語ってくれる本が―読んでみてそう思った。

三十代以上の人は是非読んでおくべき一冊だと思う。



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もしドラ

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ずいぶんまえにAppStoreで買うだけ買ってほったらかしだったやつをiPhoneで読了。


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら


よくできてますね(棒)


どらっがーはよみたくなりました

(コレハマジ)

まあ小説として読まなければ・・・・・といえばそれまでなんですが小説だし!?

ただ読ませる工夫・分量などの「マーケティングリサーチ(笑)」があるのでさっと読めます。
内容の良し悪しはともかくそういうマネージにはいちおう敬意を表しましょうか。
仮に自分がこんだけなにかを売れ!といわれても売れないのは事実だし。


けどいろんな意味で薄かったけどなw

(世間的には「だがそれがイイ」ってヤツ???)

How to ラノベ とでもいうジャンルはできるかもね。

とりあえずiOS4にしてみました

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ちょっとまって誰か人柱になってからいこうかと思ってたんだけど(笑)、意外と皆さっくりいてるようなので我が家もバージョンアップしてみました。




一番のぱっと見でわかる大きな違いはこれまでと違いアプリケーションアイコンのスタックができるようになった点か。

これはこれまでの11画面?分だとアプリケーションの飽和が起こって結局appstoreの売り上げにも響くユーザーの使い勝手が悪くなる、ということへの配慮でしょうかw

見てお分かりのようにこのあと発売されるiPhone4の高解像度はこのスタック画面の表示のためにあったと思われる。
(ごらんのようにうちの3GSではひじょーにうつくしくなひw)

で、もうひとつ見た目の変化は起動時のパスコード入力画面と通常の背景がそれぞれ別途設定できるようになったこと―というかアプリ画面にも壁紙がついたといったほうが正しいのか?

ごらんのように我が家のパスコード画面はひなちゃん仁王立ちのこの画なわけですがw



起動後はしっくりと大人の雰囲気で『The Fragile』のときのNINの壁紙でございます。
うつくしひw




その他基幹機能をになうAPIだけ殺さず残す形での省電力マルチタスクなどかなり替わっている模様。
なによりバージョンアップの際に最新のiTUnesでないとiOS4のダウンロードすらさせてくれないのだ(笑)。

で、あとすこしで発売となるiPhone4だが、なかなかエポックメイキングな機能がてんこもりの模様。

さあ、果たしてそれがどれぐらいまでのインパクトを巻き起こすかー。

そのあたりは今後のこういった携帯デバイスのある程度の方向性を示す形になると思う。
そういう意味ではあまりこういったガジェットに興味のない方もある程度動向は追っておかれることをお勧めする。

ライフスタイル―ひいては働き方とかが変わってくるかもしんないもんね、大げさでなく。